カナダがCASに提訴 パリ五輪サッカー女子、ドローン偵察問題

AI要約

カナダ代表がパリ五輪でドローンを使用して対戦相手を偵察し、勝ち点6を剥奪される問題が発生。

カナダはニュージーランドとの試合を勝利した後に処分を受け、残り1試合で勝ち点0となる状況。

カナダの要求がCASで審理され、31日に結論が下される予定。

カナダがCASに提訴 パリ五輪サッカー女子、ドローン偵察問題

【AFP=時事】パリ五輪に出場しているサッカー女子カナダ代表がドローンで対戦相手を偵察し、勝ち点6を剥奪された問題で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は29日、カナダサッカー協会(CSA)とカナダオリンピック委員会(COC)から提訴を受けたと発表した。

 CASは30日に審理を行い、31日に裁定を下す方向だと明かした。

 2021年東京五輪金メダルのカナダは、2-1で勝利したニュージーランド戦の前に対戦相手の練習にドローンを飛ばした。ドローンを使用した分析官のジョーイ・ロンバルディ(Joey Lombardi)氏は帰国処分となり、同氏とベブ・プリーストマン(Bev Priestman)監督、アシスタントコーチのジャスミン・マンダー(Jasmine Mander)氏は国際サッカー連盟(FIFA)から1年の資格停止処分を受けている。

 CASへの訴えは勝ち点の剥奪処分に対するもので、スタッフ3人への処分に関するものではない。

 カナダはグループAでニュージーランドとフランスに連勝しているが、処分により残り1試合で勝ち点0となっており、決勝トーナメント進出には31日のコロンビア戦で勝利することが絶対条件となる。【翻訳編集】 AFPBB News