ヤクルト・村上宗隆 結果を出すための努力は続く/後半戦のキーマン

AI要約

村上宗隆の低迷がヤクルトの浮上を阻んでいる。前半戦の成績や課題、努力が詳細に述べられている。

村上の状態が改善すればチームの勢いも上がる可能性がある。彼の熱心な取り組みやチームへの信念が強調されている。

村上の力がチームの勝利に大きく貢献していることが示唆されており、自身の役割や責任についても言及されている。

ヤクルト・村上宗隆 結果を出すための努力は続く/後半戦のキーマン

 

 主砲の復調なくして浮上はない。前半戦をBクラスで終了したヤクルト。低迷の要因の一つはやはり村上宗隆だろう。前半戦は全87試合に出場、リーグ1位の17本塁打を放つも、打率.241とOPS.782は寂しい。さらに、117三振は断トツワースト。チーム状態ととともに村上の状態もなかなか好転してこなかった。

 ただ、裏を返せば、村上の状態が良くなればチームの勢いも一気に加速するということ。今季は四番だけでなく、自身の状態やチーム状況に応じて二、三番とさまざまな打順を経験してきた。どんな役割でもグラウンドで結果を残すということは変わらない。神宮球場での試合前には早出練習に繰り出し、室内練習場で打ち込むこともしばしば。それだけ村上自身も悩み、苦しみながら前に進んできた。「1試合1試合しっかり結果を残すだけ。自分の状態どうこうではなく、しっかり勝ちに向けて頑張りたい」とどんなときでも勝利を第一に考え、結果を出すために必死に努力を続けている。

下位に沈みながらも、チームの浮上を信じてきた。「僕らは力があるチームなので。たまたま勝てているわけではない。しっかり自分たちでチームの雰囲気を高めながらやれればいい」と村上。今季、本塁打を放った18試合は13勝4敗1分けと高い確率で勝利に直結しており、「村上が打てば勝つ」ことは一目瞭然だ。後半戦初戦となった7月26日の広島(神宮)では今季初の1試合2本塁打を記録。最後まであきらめない戦いの中で、背番号55が重責を担う。

写真=BBM