ドローン偵察発覚で勝ち点-6のカナダ代表、指揮官が謝罪「選手たちを思うと胸が張り裂ける」

AI要約

カナダ女子代表がドローン・スキャンダルで処分を受けたことに対する監督の声明。スタッフがニュージーランドをドローンで偵察し、罰金と出場停止処分を受けたことを謝罪。しかし、チームは2連勝し、準々決勝進出が可能性がある

プリーストマン監督は選手に対して謝罪し、誠実さとスポーツマンシップを重んじるチームであると指摘。CSAの調査に全面協力し、チームを引き続き応援するようファンに呼びかけている

カナダ代表は勝ち点6の剥奪処分を受けたが、グループリーグで2連勝し、準々決勝進出の可能性がある

ドローン偵察発覚で勝ち点-6のカナダ代表、指揮官が謝罪「選手たちを思うと胸が張り裂ける」

カナダ女子代表のベブ・プリーストマン監督は、“ドローン・スキャンダル”について声明を発表している。

東京オリンピックで金メダルを獲得し、2大会連続の優勝を狙っていたカナダ。しかし、25日のグループステージ初戦(2-1)を前にスタッフがニュージーランドの練習をドローンで偵察していたことが発覚した。

これにより2名のスタッフが追放され、さらにカナダサッカー協会(CSA)はプリーストマン監督の職務を停止。そしてFIFAは、プリーストマン監督に対して17万5720ポンド(約3400万円)の罰金と1年間の出場停止処分を課すと、カナダに対しては勝ち点6の剥奪処分を決定している。

そして28日、プリーストマン監督は今回の件に関する声明を発表。「選手たちのことを思うと、本当に胸が張り裂けるようだ。今回の事態が選手全員に与えた影響について、心から謝罪したい」とし、以下のように続けた。

「2023年という非常に困難な1年間を経て、彼女たちがどれほど懸命に頑張ってきたかはわかっている。そして、スポーツマンシップと誠実さを非常に大切にしているチームであることもわかっている」

またプリーストマン監督は、CSAの調査について「ピッチ上のチームリーダーの1人として、責任を取りたい。全面的に調査には協力する」と明かしつつ、代表チームを引き続き応援するようにファンへ呼びかけている。

なお勝ち点6の剥奪処分を受けたカナダだが、グループAの開幕2試合でニュージーランド、フランスを下して2連勝。これで勝ち点0で3位となった。最終節のコロンビア戦に勝利すれば準々決勝進出が確定する。