フェンシング加納虹輝が金、北京銀の太田雄貴「今日の虹輝を見て、始める子もいる、日本はいま常連国」循環に期待

AI要約

加納虹輝が男子エペ個人で金メダルを獲得し、日本勢初の快挙を達成。

太田雄貴が加納の勝利を称賛し、日本フェンシング界の歴史を振り返る。

太田雄貴は自らの実績を後輩に託し、日本フェンシングの将来に期待を寄せる。

フェンシング加納虹輝が金、北京銀の太田雄貴「今日の虹輝を見て、始める子もいる、日本はいま常連国」循環に期待

◇28日 パリ五輪 フェンシング男子エペ個人(パリ)

 加納虹輝(26)=JAL=が決勝で地元フランスのボレルに15―9で快勝し、男子エペ個人では日本勢初となるメダル、フェンシング個人種目としても日本人初となる金メダルを獲得した。試合会場で取材に応じた2008年北京五輪男子フルーレ銀メダリストの太田雄貴(38)は「最高です。のどがかれました」と笑顔を見せた。

 加納は北京五輪での太田の雄姿に憧れ、競技に励んだ。そんな後輩が日本フェンシング界の歴史を塗り替え、「うれしいですね。今日の虹輝(加納)を見て、フェンシングを始める子もいると思う。強い競技を見るとその循環がある。僕が最初の壁を一歩破っただけで、日本はいま常連国になっている。虹輝の勝利だけど、日本の勝利でもあると思う」と話した。