4人で挑み162・196点の暫定4位 チーム最年長の牛奥「楽しくみんなで試合ができたことが、いい結果につながった」 団体女子、決勝進出へ前進/体操

AI要約

女子体操団体総合の予選で日本は暫定4位につけ、決勝進出が期待される

エースの宮田が飲酒、喫煙問題で辞退し、4人での団体戦に挑んだ若き日本代表選手たち

フル回転の演技で得点を伸ばした日本代表選手たちは初出場ながらも楽しく試合に挑み、良い結果を出す

4人で挑み162・196点の暫定4位 チーム最年長の牛奥「楽しくみんなで試合ができたことが、いい結果につながった」 団体女子、決勝進出へ前進/体操

パリ五輪第3日・体操(日本時間28日、ベルシー・アリーナ)女子予選で団体総合の日本は岸里奈(戸田市SC)岡村真(相好ク)中村遥香(なんばク)牛奥小羽(日体大)が4種目合計162・196点で2班の演技を残して暫定4位につけた。上位8チームが日本時間31日午前1時10分からの決勝に進む。開幕直前にエースの宮田笙子(順大)が飲酒、喫煙問題で辞退し、通常より1人少ない4人で試合に臨んだ。

緊急事態をチームでカバーした。全員10代で初代表のフレッシュな日本代表。個人総合で日本勢最高の54・699点をマークした16歳の岸は「こんなにいい試合は初めてで、すごくうれしい」と声を弾ませた。

開幕直前、エースで主将を務めていた宮田が飲酒、喫煙問題で代表を辞退。けがや病気ではないため、補欠の杉原愛子(TRyAS)の繰り上げも認めらず、4人で団体総合を戦う厳しい状況を強いられた。

人数が少ない日本は、4人全員が全種目に出場する〝フル回転〟の演技で得点を伸ばした。跳馬のスペシャリストとして代表に選出された牛奥も4種目に出場。安定した演技で得点を支え「4種目になったことで流れを作っていくことができた」と胸を張った。「全員が初出場だったが『落ち着いてやれば大丈夫』『一本しっかり』と声を掛け合いながら臨んだ。楽しくみんなで試合ができたことが、いい結果につながった」と牛奥。開幕前の不安を消し去るような、若き日本代表の笑顔が輝いた。