【高校野球】大阪桐蔭・森陽樹が15K1失点完投で2年ぶり出場 西谷監督「本気の本気で日本一を」
大阪桐蔭が2年ぶり13度目の出場を決め、決勝で東海大大阪仰星を3-1で破る。
2年生の森陽樹が15三振を奪い、1失点で完投し、チームの勝利に貢献。
監督や主将、森投手が試合後に喜びやチームの強さ、甲子園への意気込みを語る。
◆第106回全国高校野球選手権大阪大会▽決勝 大阪桐蔭3―1東海大大阪仰星(28日・大阪シティ信用金庫スタジアム)
大阪桐蔭が2年ぶり13度目の出場を決めた。2年生の最速151キロ右腕・森陽樹が15三振を奪い、1失点で完投した。
以下は場内インタビュー
西谷浩一監督
―おめでとうございます
「ありがとうございます」
―最後まで競った展開
「仰星高校の粘り強い野球に、ひしひしと感じながら最後まで苦しい試合になりましたけど、こういう試合に勝とうということで毎日練習してきましたので、いいゲーム、いい決勝戦だったと思います」
―先発の森の好投が光った
「完投するという気持ちは全くなく、いけるところまで飛ばしていけと言っていました。ただ途中からボールも絡んできましたし、いつも以上の表情で投げていましたので最後まで託そうと思いました」
―8回2死から1点を返されて2回目の守備のタイム
「もう、こういうときのために練習してきましたんで、ピッチャー1人じゃなくて、野手みんなでアルプスと言いますか、応援席もみんなで応援してくれていますんで、みんなでやろうということだけ。確認する必要はないと思いますけど、確認しました」
―センバツからの成長は
「まず昨年の夏、大阪の決勝で敗れて、その悔しさを持ってこの大会に入ろうということで入りました。昨日、大差で勝って、今日は絶対、決勝戦は苦しむだろうと思いましたけど、苦しんで勝てましたので、少しずつ成長してきていると思います」
―これで甲子園100年の節目の年に聖地へ
「毎日、毎日、日本一ということを子どもたちと話しながらやってきています。ただ、最初から日本一を見て、勝てるほど大阪は甘くありませんので。今日で大阪の代表にならせていただきましたので、本気の本気で日本一を目指して大阪に優勝旗を持って帰りたいと思っています」
宮本真司郎主将
―優勝した瞬間の気持ちは
「ありがとうございます。今日も苦しい試合になったので、優勝することができてとてもうれしく思っています」
―三塁コーチャーとして、8回は伝令としてどんな言葉を
「守備で守っている人も、とてもプレッシャーを感じていたと思うので。少しでも和らげるような声かけとか。とにかく全員で守り切ろうと声かけしました」
―今年の大阪桐蔭は
「とにかくベンチ入りメンバー20人、それ以外のスタンド含めて63人全員でとにかく戦い抜くことがこのチームの強さだと思っています」
森
―今の気持ちは
「本当にうれしい気持ちでいっぱいです」
―137球で15奪三振
「もうヒット打たれても粘り強く投げられたのが、投げられたのと。野手のみんなが守ってくれたから勝てたと思います」
―たくさんの応援団へ
「本当に勝てたのはスタンドのみんなも絶対あると思うので。まあ、ありがとうございます」
―甲子園への意気込みを
「春センバツで負けて悔しい負け方して、そこからやってきたので。絶対勝つという強い気持ちを持って、63人全員で勝って日本一になりたいと思います」