【日本ハム】日大三OBの山崎福也と早実OB清宮幸太郎が西東京大会決勝“”前哨戦” !?

AI要約

日本ハム山崎福也投手と清宮幸太郎内野手の母校が西東京大会準決勝で勝ち上がり、13年ぶりの決勝戦が決定した。

日大三と早実の対戦は11年ぶりで、過去には日大三が勝利している。両選手は対戦を楽しみにしており、優勝差し入れの品も考え中。

清宮は甲子園経験があり、後輩にも経験を味わって欲しいと話す。山崎も試合に全力で臨む決意を示している。

<日本ハム-西武>◇26日◇エスコンフィールド

 北の大地で高校野球西東京大会決勝の“前哨戦”が、繰り広げられた!? この日、西東京大会準決勝が行われ、日本ハム山崎福也投手(31)の母校日大三と、清宮幸太郎内野手(25)の母校早実が、28日の決勝戦に進出した。

 3連覇がかかる日大三と、清宮が1年時の15年以来9年ぶりの甲子園を狙う早実との対決。両校の西東京大会決勝での対戦は11年以来13年ぶりで、前回は2-1で日大三が競り勝っている。エスコンフィールドで試合前練習を終えた山崎は「ずっと、(清宮と)その話をしていたんで。『勝負だな』と。まさかの決勝での対戦なので。楽しみです」。清宮は「サチヤさんと話しました。『決勝すね』って。決勝、久々じゃないですか? 頑張ってほしいっすわ。ほんと」とエールを送った。

 清宮は「1番いいマッチアップじゃないですか。三高とは思い入れあるんで」と言う。早実3年時、春季東京大会決勝で日大三と激突し18-17という激しい打撃戦を制した経験がある。山崎は2年時、09年夏の甲子園出場も、最後の3年時、10年夏は準決勝で日大鶴ケ丘に5-6と競り負け、その日大鶴ケ丘を決勝で破り甲子園に出場したのが早実だった。「強い相手ですし。いろいろ過去もいろんなドラマというか、いい試合をたくさんやってきたので。勝ってはほしいですけどね。自分の力をしっかり出し切れるように頑張って欲しいですね」と話した。

 2人とも優勝した際の差し入れの品を思案中。山崎は「どうしようかなって。夏って時間がないんでね。なんか考えます。個人でやります」。清宮は早実の後輩でもある西武野村大と“差し入れミーティング”。「(野村から)『個別の方がいいっすよね』って。飲みものとか、ウェアーとか」。注目のスラッガー宇野真仁朗内野手(3年)が22日の準々決勝後、清宮に「野球道具がほしいです、スパイクとかいろいろ…」と“おねだり”したことについては「全然、何でもいいっす」と太っ腹だった。さらに「いつまでスパイク黒なのかあって。暑くない? って思うんすよ。今、白ばっかりじゃないっすか。まあまあそこは、なんかあると思うので」と、伝統も考慮しながら、思いを巡らせた。

 清宮は1年夏と3年春センバツの2度聖地を踏んでいる。「甲子園に行くか行かないでは、だいぶ違うと思う。僕は先輩のおかげで甲子園に行けましたけど。1回でも味わって欲しい。めっちゃ楽しいんで。後輩達に」。前半戦最後の21日ロッテ戦で2年ぶりの2打席連発を記録した清宮と、23日のオールスター第1戦で、投手として球宴史上初めて“大谷ルール”にのっとり「2番投手兼DH」でで1安打を放った山崎。話題の先輩2人も、後輩達に負けじと、全力で勝負の後半戦に臨む。