パリ五輪の団体球技にそろう九州ゆかりの選手 主将やエース、期待の若手にベテランも

AI要約

パリ五輪の開幕が26日に迫り、海外開催の史上最多の400人超を擁する日本選手団が金メダル20個を目標に掲げて臨む。

団体球技が注目され、バレーボール、サッカーなど全ての団体球技に男女どちらかが出場し、バスケットボール男子、バスケットボール女子、バスケットボール男子、バスケットボール男子、ラグビー7人制女子が目指すメダルに注目される。

各競技には九州からの選手も多数参加し、選手たちは最高のパフォーマンスを見せるために力を合わせている。

パリ五輪の団体球技にそろう九州ゆかりの選手 主将やエース、期待の若手にベテランも

 パリ五輪の開幕が26日に迫った。開会式に先立ち、24日からはラグビー7人制男子、サッカー男子などの競技が始まる。日本選手団は海外開催の五輪では史上最多の400人超となり、日本オリンピック委員会(JOC)は金メダル20個を目標に掲げる。(山田孝人)

 海外開催の五輪では史上最多となった日本選手団で、団体球技が大きな存在感を示す。今大会は、バレーボール、サッカーなどの全ての団体球技に男女どちらかが出場する。海外の五輪で団体球技を網羅するのは戦後初となる。各競技に九州勢の精鋭たちが名を連ねる中、主将やエース、期待の若手や経験豊富なベテランがそろった。

 バレーボール女子では、パリ五輪限りでの現役引退を表明した古賀紗理那(NEC)=熊本県大津町出身=が主将とエースを担う。2012年ロンドン五輪以来の表彰台に向けて「目標は絶対にメダル。自信を持って言いたい」と最後の戦いに挑む。

 同男子は世界ランキング2位につけており、1972年ミュンヘン五輪以来となる金メダルに照準を合わせる。宮浦健人(ジェイテクト)=熊本県荒尾市出身=は要所でのサーブに期待がかかり、20歳の甲斐優斗(専大)=宮崎県延岡市出身=も注目される。

 バスケットボール男子は河村勇輝(横浜BC)=福岡第一高出身=が司令塔を務める。昨夏のワールドカップでは48年ぶりに自力での五輪出場権を獲得し、日本を沸かせた。大会後の米プロNBA挑戦も決まっている23歳は「必ずベスト8に入れるように」と強調。まずは五輪での過去最高成績を狙う。

 東京五輪で日本勢初の表彰台となる銀メダルに輝いた同女子は、世界の頂点を見据える。得意の3点シュートで快挙に貢献した主将の林咲希(富士通)=福岡県糸島市出身=は「世界一になって日本に帰ってくる」と決意を込める。

 ラグビー7人制女子では、2大会ぶりに出場する36歳の中村知春(ナナイロプリズム福岡)が攻守でチームをけん引する。日本勢初のメダルを目指して「世界の強豪入りへの新たな一ページとなるように」と意気込む。

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