【中日OB戦】幕開けは昇竜・小松辰雄と強竜・鈴木孝政の”剛腕”先発対決 現役時代と変わらぬ負けず嫌いぶりみせる

AI要約

昇竜チームと強竜チームのエースによる剛腕先発対決が開幕

小松辰雄と鈴木孝政がスピードを競い合い、強打者たちに苦戦する展開

両エースが1回をもたずに降板するも、負けず嫌いは健在

【中日OB戦】幕開けは昇竜・小松辰雄と強竜・鈴木孝政の”剛腕”先発対決 現役時代と変わらぬ負けず嫌いぶりみせる

※敬称略

◇25日 中日OB戦「DRAGONS CLASSIC LEGEND GAME 2024」(バンテリンドームナゴヤ)

 幕開けを飾ったのは昇竜チームの小松辰雄と強竜チームの鈴木孝政の両エースによる剛腕先発対決。「スピードガンの申し子」と言われた小松と快速球で強打者たちをねじ伏せた鈴木。「どちらが速かった?」はドラゴンズファンにとっても永遠に答えの出ない話題だ。

 小松は1982年のリーグ優勝時のコンビだった中尾孝義とッテリーを組んだが、スピードガン表示は現役時代の半分ほどの70キロ台中盤。これを強竜チームの中軸を担った彦野利勝、山崎武司、中村紀洋が狙い打ち。平田良介の犠飛で3点を失ったところでマウンドを降りた。

 一方、鈴木孝政もストレートは、さすがに往年のものにはほど遠い60キロ台。昇竜チーム先頭の田尾安志に中前打。平野謙を一ゴロに仕留めたものの、続く福留孝介に四球を与えたところで、強竜チームの谷沢健一監督がベンチを出て、投手交代を告げた。

 ともに1回をもたずにKO降板。小松はスパイクを忘れてきたようで「マウンドが硬く、踏ん張りが利かなかった」と釈明したが、スピードは衰えても、負けず嫌いは現役時代そのままだった。