ハースF1小松代表「才能とワークスチームでの経験が組織としての成長に役立つ」かつて初テストを担当したオコンに期待

AI要約

マネーグラム・ハースF1チームは、2025年よりエステバン・オコンを複数年契約で起用すると発表した。来シーズンのハースのドライバーラインアップはオコンと新人のオリバー・ベアマンとなり、若手と経験豊富なドライバーのペアとして話題だ。

チーム代表はオコンを高く評価し、若さと経験を兼ね備えた力強いドライバーラインアップを強調。オコンのグランプリウイナーとしての実績やチームへの貢献期待を表明した。

また、チームオーナーもオコンのF1での経歴と成績を重視し、チームの成績向上を期待していることを述べた。

ハースF1小松代表「才能とワークスチームでの経験が組織としての成長に役立つ」かつて初テストを担当したオコンに期待

 マネーグラム・ハースF1チームは、2025年よりエステバン・オコンを複数年契約で起用すると発表した。この発表により、来年のハースのドライバーラインアップはオコンと新人のオリバー・ベアマンとなることが確定した。

 ハースはすでにニコ・ヒュルケンベルグの離脱(2025年はキック・ザウバーへ移籍)、オリバー・ベアマンの加入、そしてハンガリーGPの前にはケビン・マグヌッセンもチームを離れることを発表しており、来シーズンはドライバーラインアップを一新することが明らかになっていた。

 小松礼雄代表は2025年シーズンに関して、カナダGPの時点で「若手ドライバーと経験のあるドライバーのペア」を起用すると明言しており、その言葉通りのラインアップとなった。また小松代表は、オコンが2014年にロータス(現アルピーヌ)で初めてテストドライバーとしてE20を走らせた際にそのテストを担当していたが、そんなオコンの加入について、力強いドライバーラインアップが揃ったと自信を見せた。

「エステバン・オコンがマネーグラム・ハースF1チームのために貢献してくれることになり、嬉しく思っています。僕は以前から彼の才能を知っていました。僕たちの付き合いは、エステバンが初めてF1マシンを走らせた時に遡ります。その日僕はロータスで彼のエンジニアをしていました」

「彼はジュニアカテゴリーでいい成績を残し、2014年のヨーロッパF3選手権を制しました。その後エステバンはF1で確固たる成績を発揮するようになり、そして当然グランプリウイナーになりました。彼自身の才能だけでなく、ワークスチームで働いた経験も、僕たちが組織として成長するのに有利に働くでしょう」

「来年はオリバー・ベアマンの隣に経験のあるドライバーを起用することが不可欠でしたが、エステバンは27歳です。まだ若いし、証明すべきこともたくさんあります。僕たちはハングリーで力強いドライバーラインアップを揃えたと思いますし、2025年に向けてエステバンをマネーグラム・ハースF1チームに迎え入れることを楽しみにしています」

 またハースF1のチームオーナーであるジーン・ハースも、オコンについて次のように述べた。

「私にとって、F1での経歴を知られているドライバーを起用することが重要だった。グランプリウイナーとして、エステバンは間違いなくその条件に当てはまる。エステバンはこれまで所属してきたチームで、継続的にポイントを獲得してきた。それを活かして、我々はコース上でのパフォーマンス向上を目指す。我々の将来のドライバーラインアップは若さと経験が混ざっている。その結果を見るのが楽しみだ」

[オートスポーツweb 2024年07月25日]