角田裕毅、渾身のタイヤマネジメントで1ストップ作戦成功！ アストン勢を下して9位「前日のクラッシュの埋め合わせができてよかった」｜F1ハンガリーGP決勝
RBの角田裕樹は、F1ハンガリーGPで1ストップ作戦を成功させ、9位フィニッシュ。マシンクラッシュからの修復を経て、ポイント獲得に成功。
角田のタイヤマネジメントは抜群で、アストンマーティン勢を抑えてフィニッシュ。チーム全体の努力に感謝。
チーム代表も角田を称賛し、次戦のスパに向けてさらなる成長を期待。
RBの角田裕毅は、F1ハンガリーGPの決勝レースで全ドライバー中唯一の1ストップ作戦を成功させ、9位フィニッシュ。貴重な2ポイントを持ち帰った。
角田は土曜日に行なわれた予選Q3で大クラッシュ。マシンは大破し、メカニックたちは短時間での修復することを強いられた。その結果決勝レースまでにマシンの修復は完了。角田は10番グリッドからレースをスタートすることができた。
その決勝レースで角田は抜群のタイヤマネジメントを見せ、全ドライバー中唯一の1ストップ作戦を成功させた。そしてアストンマーティン勢の2台を抑え切ることに成功し、9位フィニッシュを果たした。
「まずレースに間に合うように夜通し、そして今朝もマシンを修理してくれたメカニックたちとチームに、心から感謝したいと思います」
角田はレース後にそうコメントを寄せた。
「大きなクラッシュがあった後は簡単ではありませんし、多くの変更を余儀なくされました。でも、彼らの懸命な努力のおかげで、今日ポイントを獲得することができました。これは、チーム全員の功績です」
「昨日のクラッシュの埋め合わせができたことに、とてもホッとしています。特にタイヤマネジメントについては満足しています。そしてライバルよりも良い順位でフィニッシュできたので、僕らにとって重要なレースでした。今後のレースに向けても、大いにプラスになると思います」
チーム代表のローレン・メキーズも、角田の走りを賞賛した。
「ユウキのレースはセンセーショナルだった。1ストップでレースに挑んだ唯一のマシンだったため、中団グループのマシンだけでなく、2台のアストンマーティンにも勝つことができた」
そうメキーズ代表は語った。
「ユウキのタイヤマネジメントは、誰にも負けないモノだった。そして最後までそれをやり遂げた。そしてチームは、Q3でのクラッシュの後に、ユウキのマシンを新しいシャシーから短時間で組み上げるという、素晴らしい仕事をしてくれた」
「来週はもっと強くなって戻ってくる。次はスパ（フランコルシャン／ベルギー）だ。ハンガロリンクとは、全く異なるチャレンジだ。我々はここでの好調な週末のプラスの面を携え、スパに向かう」
「高速で流れるようなスパのコースでも、クルマを最大限に機能させるために、全力を尽くす」
