岡田彰布監督、全セの連敗止めえびす顔 代打・床田のヒットにもご満悦【オールスター第1戦】

AI要約

全セが11得点を挙げて大勝し、岡田彰布監督は勝利インタビューでえびす顔の連続と猛攻を喜んだ。

2回の猛攻で9得点を記録し、巨人・丸、DeNA・牧、ヤクルト・村上が3本塁打を放つ。岡田監督もビックリする攻撃だった。

最後の床田のヒットで5点リードのまま大勝。岡田監督は北海道で笑顔を見せた。

岡田彰布監督、全セの連敗止めえびす顔 代打・床田のヒットにもご満悦【オールスター第1戦】

◇23日 マイナビオールスターゲーム2024第1戦 全パ6―11全セ(エスコンフィールド北海道)

 今年のシーズン中によく見せた渋い表情とは一転、えびす顔の連続だった。全セが11得点を挙げて大勝し、指揮を執った阪神の岡田彰布監督は意気揚々と勝利監督インタビューに登壇した。

 「今日ミーティングでね、何とか北海道の地でセ・リーグの強さを見せつけようと、ちょっとみんなにハッパをかけました」。2021年の第2戦からセは5連敗していた中、それを止めようと鼓舞したという。

 それをたぐり寄せたのは2回の猛攻だ。打者13人で球宴新記録となる1イニング9得点をマーク。先頭で4番の巨人・岡本和の中前打を皮切りに面白いように打線がつながり、巨人・丸、DeNA・牧、ヤクルト・村上の3本塁打が飛び出した。「今日はビックリするくらいいいことがね、すごい打撃を見せられた。今年はボールが飛ばないとか何か言ってたんですけど、今日はすごいホームランが出て、ビックリしましたね」。指揮官も驚くようなうれしい攻撃だった。

 この2回に本塁打を打った丸を出迎えた際はレアな反応を見せた。巨人でおなじみの「丸ポーズ」を岡田監督もやったのだ。「なんか『マル』せいと言うとったから、新井とな」。一方、丸は「僕の中で非常に宝物になったというか、なかなかそんな機会がないのでビックリしました」とうれしそうに振り返った。

 5点リードの9回1死一塁では、DeNA・オースティンの代打に広島・床田投手を出した。

 「スターティングメンバーで山崎投手もDHに入っていたので、最後チャンスがあればということで、新井監督の推薦で床田をね。いいヒットを見せてもらったので良かったと思いますね」。相手が日本ハム・山崎を二刀流で出したが、そのお返しとばかりの采配。その床田が右前打で応えた。胸のすくようなことの連続での勝利。岡田監督は北の大地で笑顔を連発させた。