クビ目前? アーセナルの放出候補(5)もうさすがに限界? 9歳でクラブに来た苦労人

AI要約

アーセナルは2023/24シーズンのプレミアリーグを2位で終え、優勝したマンチェスター・シティと激戦を展開した。

FWリース・ネルソンは今夏にアーセナルを去る可能性が高く、ウェストハム・ユナイテッドが獲得に動いている。

ネルソンはアーセナルで出場機会に恵まれず、新たな挑戦を求めている。

クビ目前? アーセナルの放出候補(5)もうさすがに限界? 9歳でクラブに来た苦労人

 アーセナルは2023/24シーズンのプレミアリーグを2位で終え、優勝したマンチェスター・シティと最後までタイトルを争った。今シーズンは2003/04シーズン以来となる優勝を目指すことになるが、まずは移籍市場でなすべきことがいくつかある。チーム力を押し上げるために新戦力を獲得するのは必須だが、同時に余剰人員を整理してスカッドを肥大化させないことも重要だ。今回は、アーセナルを去ることになりそうな選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照

FW:リース・ネルソン(イングランド)

生年月日:1999年12月10日

23/24リーグ戦成績:15試合0得点0アシスト

 エミール・スミス・ロウと同様にロンドンで生まれ育ったリース・ネルソンも、今夏にアーセナルを去る可能性がある。

 2007年、まだ9歳のときにアーセナルの下部組織に加入。2017年9月にトップチームデビューを飾ったものの、TSG1899ホッフェンハイム(ドイツ)とフェイエノールト(オランダ)に二度の期限付き移籍を経験した苦労人だ。

 2023年7月にはアーセナルと契約を延長。だが、この契約延長によってネルソンのアーセナルでのキャリアが安泰となったわけではない。むしろ、現在のアーセナルの前線はイングランド代表FWブカヨ・サカやドイツ代表MFカイ・ハフェルツ、ベルギー代表FWレアンドロ・トロサールといった錚々たるメンバーが居並び、ネルソンが割って入る隙間はほぼない。アーセナルも売却に前向きなようで、イギリスメディア『フットボール・インサイダー』が今月15日に伝えたところによると、ウェストハム・ユナイテッドがネルソンの獲得に動いている模様だ。

 同メディアによると、ウェストハムのフレン・ロペテギ新監督は攻撃的なスタイルを実現させるための人材としてネルソンに注目している様子。出番がまわってこないアーセナルにとどまるよりも、自身をより必要としてくれる新天地での再挑戦を選んだ方が良さそうだ。