ボーナス増額で女子サッカー選手は“家を買う” ニュージーランドのベテランMFが語る待遇の変化「最近になって家を購入した」

AI要約

ニュージーランド女子代表選手のアナリー・ロンゴが、女子サッカー界の待遇の変化や自身の生活環境の改善について語る。

女子ワールドカップでの成績や賞金増額により、選手たちにとって将来に対する展望が広がり、サッカー選手としてのみならず、母親としても活躍できる環境が整った。

これにより、女子サッカーを選択する子供たちが増え、将来のレベルアップにつながる可能性が高まっている。

ボーナス増額で女子サッカー選手は“家を買う” ニュージーランドのベテランMFが語る待遇の変化「最近になって家を購入した」

近年は欧州やアメリカで女子サッカーの人気が増しており、それに応じて選手の待遇も変わりつつある。

大きな変化を感じている選手の1人がニュージーランド女子代表で18年間プレイしてきたアナリー・ロンゴだ。

ニュージーランド女子は2007年大会より、女子ワールドカップに5大会連続で出場している。なかなか勝てない日々が続いたが、昨年のワールドカップで貴重なワールドカップ初勝利を記録。グループステージ突破とはならなかったが、ニュージーランドにとっては大きすぎる一歩だ。

また女子サッカー界の待遇が変わってきたこともあり、生活環境にも変化があったとロンゴは語る。

「私は最近になって初めての家を購入したんだけど、これは昨年の女子ワールドカップでプレイした選手に支払われるボーナスがなければ不可能だった。ニュージーランドの女子サッカー選手にとって、これは大変なことなの。ニュージーランドを代表するのは光栄だけど、これまでは他の仕事で定期的な収入を得ておく必要があった」

「でもありがたいことに、女子サッカー選手を取り巻く状況は変わりつつある。ワールドカップで選手が受け取る賞金が増額されたことで、多くのニュージーランドの選手はサッカー引退後の人生を待つことなく、今すぐに夢や人生の長期計画を追い求めることができるようになった。同じように不動産購入を考えている選手もたくさんいるし、子供をもうけたいと思っている選手もいる。ワールドカップを戦ったメンバーの中には、出産したばかりか、妊娠中の子も1人か2人いる。以前ならば、収入が安定するか、現役を終えるまでそんな話は出なかったと思う。今ではサッカー選手をしながら母親でいられるの」(『FIFPRO』より)。

環境が変われば、女子サッカーを選択する子供たちも増えるだろう。それが将来のレベルアップに繋がるはずで、近年は女子サッカー界に良い風が吹いている。