【ハスケルS】「覚えてくれ」ドーノックがマインドフレームを振り切ってベルモントS再現

AI要約

3歳のベルモントS覇者ドーノックが、モンマスパークでG1ダート1800メートルを逃げ切りで制し、G1連勝を達成。

ドーノックは1番人気マインドフレームとの追い比べを制して勝利し、共同オーナーは種牡馬入りを発表。

次走はトラヴァーズSを予定し、BCクラシックでダート最強馬を決めることが目指されている。

<ハスケルS>◇20日=モンマスパーク(米国)◇G1◇ダート1800メートル◇3歳◇出走7頭

 ベルモントS覇者ドーノック(牡3、D・ガーガン、父グッドマジック)が逃げ切りでG1連勝を果たした。鞍上はルイス・サエス騎手で勝ちタイムは1分50秒31。

 最内枠から先手を主張し、4角で外から1番人気マインドフレーム(牡3、T・プレッチャー、父コンスティテューション)など各馬が上昇を開始すると、ドーノックも鞍上にうながされて加速。直線はマインドフレームとの追い比べを制し、最後は1馬身4分の1差をつけた。1着ドーノック、2着マインドフレームで、3冠最終戦のベルモントSと同じ決着となった。ケンタッキーダービー15着以来の復帰を予定していたフィアースネスは当日に出走取り消しとなっている。

 ブラッドホース電子版はレース後の関係者のコメントを紹介。共同オーナーのランディ・ヒル氏は「覚えてくれ。誰もドーノックを抜くことはできない」とコメント。ドーノックが現役引退後、スペンドスリフトファームで種牡馬になることも発表されている。

 1歳上の全兄メイジがケンタッキーダービー馬に輝き、兄弟制覇が期待されたケンタッキーダービーは10着に敗れたが、その後にG1を連勝。通算成績は9戦5勝となった。次走の予定は8月24日に行われる「真夏のダービー」、トラヴァーズS(G1、ダート2000メートル、サラトガ)。その先には古馬相手にダート最強馬を決める、11月2日のBCクラシック(G1、ダート2000メートル、デルマー)がある。