「ブラッドホース」が日本人の木村和士騎手インタビューを掲載…デルマー夏季開催に初参戦

AI要約

北海道出身の木村和士騎手が米国の競馬情報誌に取り上げられ、デルマー競馬場の夏季開催に初参戦する意気込みを語る。

過去2年間はカナダとアメリカで騎乗し、若さと才能を持って注目を集めている木村騎手の背景や今後の展望が紹介される。

デルマー競馬場での初騎乗を通して、最高の騎手たちと競い合いながら新たな挑戦に取り組む木村騎手がカリフォルニアの競馬に関心を示している。

 「キムラが新たな扉を開く」-。20日から始まるデルマー競馬場の夏季開催を前に、米国の歴史ある競馬情報誌「ブラッドホース」電子版が19日、木村和士騎手(24)のインタビュー記事を掲載した。

 記事では北海道出身の木村騎手が6年前の2018年6月9日にカナダのウッドバイン競馬場でデビューしたこと、過去2年間はカナダのオフシーズン期間に西海岸のサンタアニタパーク競馬場で騎乗してきたことが紹介され、今回、デルマー競馬場の夏季開催に初参戦する木村騎手は「私はまだ24歳です。最高の騎手たちと一緒に乗って、できればブリーダーズカップの騎乗馬を見つけ、新しいチャレンジにトライしたいです」と意気込みを語っている。

 また、カナダに向かった当時は英語が話せず、所持金も少なかったが、カナダの人々に親切にしてもらったこと、実家が育成牧場を経営し、幼い頃から馬に騎乗してきたことなども紹介。記事によると、9月にデルマーの夏季開催が終了した後は、再びウッドバインで騎乗する予定となっている。

 木村騎手は開幕初日の20日に8鞍、翌日の21日に9鞍の騎乗があり、25日にもすでに7鞍の騎乗依頼が集まっている。記事ではベテランのエージェント(騎乗依頼仲介者)がいること、ヘルナンデス騎手やエスピノーザ騎手などとリーディングを争いに加わってくること、サンタアニタでトップ10に入る成績を残していて、その名前が知れ渡っていること、著名な調教師や馬主の馬に騎乗することも紹介されている。記事の最後は「いいスタートが切れるといいですね。カリフォルニアの競馬はよく分かりました。次はサンディエゴ(デルマー)を知りたいです」という木村騎手の言葉で締めくくられている。