[MOM4768]東海大福岡FW倉田連(3年)_福岡のスピードスターがまず1点。堺ユースフェスで「一番点取っていきたい」

AI要約

東海大福岡高が大阪桐蔭高を2-0で下し、注目エースの活躍が光った。

倉田連選手が素晴らしいゴールを決め、チームの勝利に貢献した。

倉田選手は今後もさらなる得点力向上を目指し、大学進学も視野に入れている。

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]

[7.20 NBCin堺ユースフェス予選リーグ 東海大福岡高 2-0 大阪桐蔭高 J-GREEN堺]

 注目エースが強豪校対決で結果を残した。「ニューバランスカップ(NBC) in 堺ユースサッカーフェスティバル(2024)」が20日にJ-GREEN堺で開幕し、東海大福岡高(福岡)と大阪桐蔭高(大阪)が激突。東海大福岡が2-0で勝利した。

 東海大福岡は後半5分に敵陣での奪い返しからFW倉田連(3年=FCグローバル出身)が抜け出し、「いつもの形でGKが出てきてるように見えたんで。抜いてゴールに決めようと思って」GKをかわす。そのまま距離の長い左足シュート。すぐにゴールを確信し、ボールがゴールネットを揺らす瞬間を笑顔で見届けていた。

 50m走6秒ジャスト、「中盤がフリーで前向いた瞬間とかの自分の前の走りを見て欲しいです」という快足アタッカーは、プリンスリーグ九州2部の前半戦ですでに8ゴール。インターハイ予選では同1部リーグの飯塚高を沈めるゴールも決めている。だが、マークが厳しさが増す中で、どう得点数を増やしていくかは課題だ。

「もっと攻撃のレパートリーとか、ゴールの取り方を増やさないといけない」。この日導入された3-4-3の新システムはWBからのアーリークロスが上がってくるなど、手応え。また、この日は相手GKに強烈なプレッシングを掛けていたが、点を取るため、チームのためによりハードワークすることも掲げていた。

 1年時から公式戦を経験している倉田は、インターハイ福岡県予選決勝進出が自信になった一方、0-1で敗れた決勝については「全国大会へ行くんだ」「最後、決めるんだ」という気持ちが「相手の方が勝っていた」と考えている。常に1試合1試合を大事に戦い、対戦相手以上の執着心を持ってゴール、勝利を目指していく。

 目標とするプレーヤーは、日本代表のFW浅野拓磨やFW前田大然。関東の強豪大学へ進学予定の倉田は、大学での活躍で将来の可能性を広げる意気込みだ。全国の強敵と戦う今回のフェスティバルは、「この大会ではやっぱ自分が一番点取っていきたいです」と宣言。福岡のスピードスターが結果とインパクトを残して大会を終える。