鈴鹿8耐デビューのヨハン・ザルコ、鈴鹿に慣れるためにもトップ10予選歓迎? 敵は「クーラーの寒暖差」とも

AI要約

ヨハン・ザルコは鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦し、トップ10トライアルに挑戦する可能性がある。

ザルコはMotoGPからやってきた超一流ライダーであり、8耐でも注目を集めている。

ザルコはトップ10トライアルに出場することを楽しみにしており、暑さに耐えながら体力を最適な状態に保つために努力している。

鈴鹿8耐デビューのヨハン・ザルコ、鈴鹿に慣れるためにもトップ10予選歓迎? 敵は「クーラーの寒暖差」とも

 MotoGPライダーのヨハン・ザルコは、7月19日に開幕した鈴鹿8時間耐久ロードレースに30号車Team HRC with Japan Postから参戦している。20日には初めてトップ10トライアルのアタックを担当する可能性があるが、スーパーポール形式の予選を楽しみにしているようだ。

 ザルコは今年からMotoGPでLCRへ移籍し、ホンダ陣営のライダーとなった。そして日本の夏のバイクの祭典、鈴鹿8時間耐久ロードレースにも、ホンダ(HRC)から出場することになった。

 現役のMotoGPライダーとして1度の優勝と多数の表彰台獲得を経験しているザルコは、まさに二輪の超一流ライダー。それだけに8耐での声援も大きい。

 19日から開幕した鈴鹿8耐で、HRCは予選3番手タイムとなり、2日目のトップ10トライアル出場が決まった。近年、トップ10トライアルでヤマハのポル・エスパルガロが素晴らしい走りを見せて観客を魅了していたことから、ファンからはザルコにもGPライダーの実力をここで見せてほしいという言葉も聞こえている。

 まだホンダはトップ10トライアルのライダーを決めていないというが、チームのベテラン高橋巧は、予選で速かったライダーが出るのが普通だろうと、ザルコと名越哲平の登場を示唆している。

 ザルコは「トップ10決定は嬉しい」と語っている。トップ10トライアルの順にアタックするスーパーポール形式はMotoGPからすると馴染みがないが、ザルコは受けて立つ気十分のようだ。

 トップ10トライアルに出る気は?と訊かれたザルコは「ホンダの決めること」だと前置きはしつつ「いい練習になるだろう」と答えた。

「まだまだ、もっとこのコースに慣れたいんだ。やってもいいけど、経験がほしいね」

「一人ずつの対決で、後ろに誰もついてこないんだよね? 楽しめると思うよ」

「(優勝に向け)順調に来ている。そうだと良いと思っている」

 ただザルコにも課題はある。それは暑さとクーラーの効いた涼しい部屋との落差だ。いわく、ザルコは今、身体を慣らすためにも空調無しで寝ているのだという。

「体力的にベストな状態でいたいんだけどね。外が暑くて、中はエアコンが強い。調整をやっている途中だから気をつけないといけない」

「エアコンをつけないで寝ているんだ。オフィスはつけないと暑すぎるけどね」