カラフィオーリのアーセナル移籍交渉は「凍結」状態?前所属クラブへの支払い条項が争点に

AI要約

イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリのアーセナル移籍交渉は「凍結」状態にある。

昨季ボローニャで大活躍し、EURO2024でも活躍した22歳DFカラフィオーリ。アーセナル移籍が決定的とされていたが、現在交渉は鈍化している。

移籍金5000万ユーロを巡り、ボローニャとアーセナルの交渉が難航。ボローニャは後任選手にドルトムントのフンメルスを検討。

カラフィオーリのアーセナル移籍交渉は「凍結」状態?前所属クラブへの支払い条項が争点に

イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリのアーセナル移籍交渉は、「凍結」状態にあるようだ。

昨季ボローニャでセリエA30試合で2ゴール5アシストを記録し、チャンピオンズリーグ出場権獲得の立役者の1人となったカラフィオーリ。今年6月にはイタリア代表デビューも果たすと、EURO2024でもメンバー入り。出場停止を除く3試合すべてにフル出場し、クロアチア戦(1-1)では劇的同点弾をアシストしていた。

そんな22歳DFだが、昨季のボローニャとEURO2024での大活躍で大きな注目を集めることに。そして、アーセナルとすでに個人条件面で合意に達し、移籍は決定的と複数メディアで報じられていた。

しかし、現時点で移籍交渉は「凍結」状態にあるという。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、カラフィオーリはボローニャのトレーニングキャンプに帯同することになった模様。これにより、アーセナルへの移籍交渉は鈍化する可能性が高いようだ。

同メディアは、ボローニャとアーセナルは移籍に関して基本合意に達していると指摘。しかし、ボローニャ側の要求額である5000万ユーロ(約86億円)を巡って交渉が続いているという。ボローニャは、カラフィオーリの前所属クラブであるバーゼルと将来的な移籍金の50%を支払う条項を結んでおり、後任の獲得に必要な資金を確保したい考えだと伝えられている。

なおボローニャは、カラフィオーリの後任をリストアップ。ドルトムントを退団したマッツ・フンメルスも候補のようだが、給与面を考慮してより若いDFを希望。アーセナルDFヤクブ・キヴィオルも候補であるものの、「すべてが待機中」のようだ。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「カラフィオーリの退団は決定的」としつつも、「ボローニャにとって幸いなことにまだ時間はある」とも指摘している。今後の動向に注目だ。