「1個勝つのは難しいね」ソフトバンクが延長12回、7月絶不調の近藤健介V打で粘勝 北の大地で小久保監督も興奮

AI要約

日本ハムが激戦の末にソフトバンクに勝利し、連敗をストップさせた。

近藤健介が12回に勝ち越しの決勝打を放ち、チームの勝利に貢献した。

打線が復調し、チームの粘り強さが試合を決定づけた。

「1個勝つのは難しいね」ソフトバンクが延長12回、7月絶不調の近藤健介V打で粘勝 北の大地で小久保監督も興奮

 ◆日本ハム4―5(延長12回)ソフトバンク(12日、エスコンフィールド北海道)

 延長12回、4時間37分の激闘を勝ち切った。最後は6番手の藤井皓哉が何とか1点リードを守り切り、連敗は2でストップ。小久保裕紀監督は「1個勝つのは難しいね。9回までと延長と全然違う試合になって。よく負けなかったなと思っていたら、延長では勝ち切れないなと思ったら勝ち切れましたね」と興奮気味に試合を振り返った。

 どちらに転ぶか分からないシーソーゲームを、近藤健介が決めた。12回2死満塁。フルカウントから中前への勝ち越し2点打をマークした。「2死満塁で(回って)くるかなというのは少しあって、本当に来たかと。総力戦で勝てたので良かった」と大粒の汗を拭った。

 6月は月間MVPに輝いたが、7月に入って、試合前まで19打数1安打と急ブレーキ。呼応するようにチームも調子を落とした。この日は値千金の決勝打を含む復調を告げる3安打。小久保監督も「彼が中心でやっている選手なので当たりが戻ってくれば点が入りますよね」とうなずいた。

 打線は8試合ぶりとなる2桁安打をマークした。途中出場の柳町達は3年ぶりの1号ソロをマークし、4番山川穂高も懸命な内野安打で近藤の決勝打を呼び込んだ。小久保監督は「チームの粘りが出てきている感じがする」と手応えを語った。全員野球で二転三転の接戦をものにした意味は大きい。

(小畑大悟)

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