けがの功名?「無駄な力が抜けた」ソフトバンクの近藤健介が6月度月間MVP 三冠王の可能性を問われると…

AI要約

ソフトバンクの近藤健介外野手が6月度の月間MVPを受賞し、けがを乗り越えて高い成績を残す。

けがが逆に力になり、打率や打点、本塁打の上位成績を記録。三冠王も狙える状況にあるが、謙虚な姿勢を示す。

常に試合を決める一打を打ちたいと意欲を示し、集中力を持ってプレーを続ける姿勢を見せる。

けがの功名?「無駄な力が抜けた」ソフトバンクの近藤健介が6月度月間MVP 三冠王の可能性を問われると…

 ソフトバンクの近藤健介外野手(30)が、打率4割1分3厘、7本塁打、23打点の成績を残し、6月度の大樹生命月間MVPを受賞した。けがをも力に変えてつかみ取った3度目の受賞だ。

 同12日のヤクルト戦(みずほペイペイドーム)で左翼の守備でダイビングキャッチを試みた際に右手を負傷。それでも「試合に出られるくらいの痛みだったので、グラウンドに立ってプレーしないといけない気持ちがあった」と指名打者で試合に出場し続けた。

 ただ、このけがが逆に近藤にとってプラスになった。「(パフォーマンスは)落ちると思ってたけど、力が抜けて無駄なことを考えなくなった。どうしても力が入り過ぎると動きの部分でイレギュラーが発生してしまうので、そういうところが良かった」。まさしく〝けがの功名〟だった。

 打率、打点、本塁打のいずれも上位の成績を残し、三冠王も狙える位置に付けているが「まだ半分終わったばかりなので、よく言われるけど『勝手に思ってください』って感じで」と笑う。「本当に試合を決める一打を常に打ちたいなと思う。いいところで一本というのは常に思っているところなので、集中力を持ちながらやっていきたい」と気を引き締めた。(大橋昂平)

【#9日のOTTOホークス情報】