バレー女子の真鍋監督 古賀紗理那の引退は4、5日前に聞くも予感「肌でずっと感じていた」「昨年と行動、言動が全く違った」

AI要約

主将でエースの古賀紗理那がパリ五輪を最後に引退することを発表。監督は引退の予感があり、古賀の成長を感慨深く語る。

古賀が主将としてチームを引っ張り、日本代表の新たな目標に向けて準備を進める意向を示す。

真鍋監督は古賀の決断を尊重し、チームとしてメダルに挑戦する準備を強調。

 バレーボール女子日本代表の真鍋政義監督が10日、7月26日開幕のパリ五輪への出発前に羽田空港で取材に応じた。主将でエースの古賀紗理那(28)=NEC=が前日、自身のインスタグラムでパリ五輪を最後に引退することを電撃発表。指揮官は4、5日前に本人から聞いたというものの「引退だろうなとずっと思っていた。ずっと一緒にいるので肌でずっと感じていた」と予感めいたものがあったといい、「今年(代表チームとして)集まったのが3月前半だったが、昨年とは全く練習、行動、言動が違うので、パリ五輪に懸けているなっていうのはヒシヒシと感じていた」と明かした。

 古賀本人から「話があります」と声を掛けられたといい、予感通り引退の報告だったという。「本人が決めた以上は、わかったと。最後、パリに向かって頑張ろうねって話をした」と明かしつつ、「皆さん(引退しても)すぐ復活しますから(笑)。本人にも『そのうち復活するんじゃないの?』と言いました。荒木(絵里香)もそうですしね。(古賀は)笑ってましたけど」と、冗談交じりに語った。

 真鍋監督が前回指揮を執っていた時代から、当時高校生だった古賀を見てきた。現在は不動のエース、主将として絶対的な存在になっているだけに「主将になって日本を引っ張っているので、成長はすごい。この3年間、古賀を主将にして良かった」と感慨深げ。古河中心の日本代表も集大成の戦いとなるが、「ネーションズリーグで(五輪)出場権を取って、その後に選手・スタッフで話し合って、メダルに挑戦するという新しい目標ができた。それに向けてしっかり準備したい」と決意を込めた。