ソフトバンク育成5年目の勝連大稀がプロ初のランニングホームラン 支配下期限まで「守備をアピールしながら打率も上げていく」

AI要約

ソフトバンクの育成5年目、勝連大稀内野手(23)がプロ入り後初めてのランニングホームランを記録

勝連選手は打球を追い、俊足を生かしてスリーベースから本塁まで駆け抜けて得点

勝連選手は今後も守備力をアピールしながら打撃面でも成長を狙う意気込みを示す

ソフトバンク育成5年目の勝連大稀がプロ初のランニングホームラン 支配下期限まで「守備をアピールしながら打率も上げていく」

 ◆交流戦・ソフトバンク4軍2-2宮崎サンシャインズ(6日、タマスタ筑後)

 ソフトバンクの育成5年目、勝連大稀内野手(23)がプロ入り後初めてのランニングホームランを放った。

 「9番二塁」でフル出場。7回1死、スライダーを右翼へ運んだ。「追い込まれていたので、ミートを心がけた」。打球が野手の後方に転がっていく間に俊足を飛ばし一気に三塁ベースも蹴り、本塁にヘッドスライディングで生還した。

 「全力で走ったけどスリーベースと思ったら、(三塁コーチャーの)釜元(豪外野守備走塁)コーチの手が回ったので、びっくりしながら走った。最後は足がもつれそうになって(本塁へ)飛んだ」と笑った。釜元コーチは「めちゃくちゃ迷ったけど、回した」と振り返った。

 今季はウエスタン・リーグに24試合出場し打率2割4分5厘。この2日間の4軍戦は、2軍から参加しており「最近、状態があまりよくないので、どうにかして4軍戦で状態を上げたいと思った」。この日、1打席目は一ゴロだったが「いい感じでバットを振れていた。これもうれしい収穫」と語る。

 7月末の支配下期限まで1カ月を切った。「持ち味の守備をアピールしながら、打率も上げていく」。今季初本塁打をきっかけに、さらなる成長曲線を描くつもりだ。(浜口妙華)