【阪神】岡田監督 上機嫌でOB戦の虎ベンチへ…川藤監督の代打起用プランに「嫌ですわ!」

AI要約

阪神は巨人戦に勝利し、0.5ゲーム差まで肉薄した。

プロ野球90周年記念OB戦では、多くのOBが参加し熱い戦いが展開された。

岡田監督がOB戦にサプライズ登場し、OBたちと交流を深めた。

【阪神】岡田監督 上機嫌でOB戦の虎ベンチへ…川藤監督の代打起用プランに「嫌ですわ!」

 セ4位の阪神は15日の巨人戦(東京ドーム)に2―0の快勝で2連勝。順位に変動こそなかったものの、首位・巨人に0・5ゲーム差まで肉薄した岡田彰布監督(66)は「イメージ通りや」とドヤ顔でカード頭の快勝劇を振り返った。

 この日の試合終了後にはプロ野球90周年の節目を記念して「伝統の一戦~レジェンズOB対決~」と銘打たれたTG両軍のOB戦が開催された。阪神からは江夏豊氏、田淵幸一氏、藤田平氏らが参加。巨人からは王貞治氏、堀内恒夫氏、江川卓氏らそうそうたる顔ぶれが集結したビッグイベントだけあって、9割近い観客が球場にそのまま残り、レジェンドたちの一挙手一投足に熱い声援を送った。

「俺もOB戦見に行くわ。試合(デーゲームで行われた公式戦)終わって、宿舎で飯食って着替えてから顔出すつもりや」と午前中に球場入りした際、報道陣に語っていた岡田監督だが、私服の青いポロシャツ姿で現れた場所は、なんと阪神サイドの三塁側ベンチ内。勝ちゲームの直後とあって、終始機嫌の良さそうな表情で虎OBたちと試合終了まで旧交を温めていた。

 阪神OBチームの監督役を務めた川藤幸三氏は「代打・岡田彰布を期待したんやけどな。アイツも『嫌ですわ!』と言うてな。ほなしゃあないやん(笑い)」と〝代打・岡田プラン〟が幻に終わってしまった舞台裏を明かした。

 とはいえ、現職の虎指揮官が直々にベンチまで〝陣中見舞い〟に来てくれたことは、多くのOBたちにとってもうれしいサプライズだったそうだ。「うれしいよね。顔を出してくださって。阪神愛を感じたよ」と語ったのは2番手として登板し、原辰徳氏を三ゴロに打ち取った川尻哲郎氏の言葉。OBたちへのリスペクトを重んじる岡田監督の姿が、タテジマ魂の結束をより一層強固なものにしたのは間違いない。