ナ・リーグ先発のスキーンス「最低でも100マイル」と直球勝負宣言 二刀流希望は“却下”

AI要約

ダイヤモンドバックスのトーリー・ロヴロ監督は、パイレーツの新人右腕・スキーンズの球宴先発について語った。

スキーンズは最低でも100マイル(約160・1キロ)の球を投げたいと意気込み、大谷に憧れてバットを使うことも希望している。

一方、ア・リーグを率いるブルース・ボウチー監督もバーンズの先発起用について説明し、オリオールスの成功に貢献していると評価した。

 ナ・リーグを率いるダイヤモンドバックスのトーリー・ロヴロ監督が15日(日本時間16日)テキサス州アーリントンのグローブライフ・フィールドの特設会場で前日会見に臨み、先発に抜てきしたパイレーツの新人右腕・スキーンズについて言及した。

 1995年の野茂英雄以来5人目となる新人の球宴先発。この大抜てきについてロヴロ監督は「世界中が彼を見るチャンスがあるようにしておきたかった」と説明した。

 指揮官と並んで会見に臨んだスキーンズは「何キロの球を投げたいか?」という質問に「最低でも100マイル(約160・1キロ)は投げたい」と自信満々に答えた。また、ジャッジ(ヤンキース)との対決について聞かれると「そうなったらクールだね」と不敵な笑みを浮かべた。最速164キロを誇る怪物ルーキーは、今季は11試合で無傷の6勝、防御率1・90をマークしている。パイレーツの投手が球宴で先発するのは1975年のジェリー・ロイス以来となる。

 また、大谷に憧れて大学時代まで二刀流を貫いてきたスキーンズだけに「ここ数日はバットとグローブを持ち歩いている。使いたくてうずうずしてる」と打者での出場も希望してみせた。だが、これにはロヴロ監督が「ベン・チェリントン、デレク・シェルトン…」とパレーツの監督とGMの名前を挙げたうえで「(野手として)起用しないよ」とやって笑わせた。

 一方、ア・リーグを率いるブルース・ボウチー監督(レンジャーズ)も会見でバーンズの先発起用について「(オリオールズの成功の)大きな理由になってきた。これは彼の時間だ」と説明した。バーンズは、ア・リーグ東地区で前半戦を終えて2位・ヤンキースに1ゲーム差をつけて首位を走るオリオールスで9勝4敗、防御率2・43と堂々の成績。スター選手の祭典で先発するのは当然、との判断だったようだ。