前王者・梅井泰成が約2年3カ月ぶりの勝利。「もう1回、門口チャンピオンに挑戦できるところまで駆け上がる」と宣言【RISE179】

AI要約

梅井泰成がRISE179で翔に判定勝ちを収め、復活の狼煙を上げた。約2年3カ月ぶりの勝利で再起を果たす。

試合では梅井が慎重な戦いで翔の攻撃を巧みにかわし、カウンター攻撃で試合をコントロール。

梅井は試合後、チームやファンへの感謝の言葉を述べ、再びフェザー級王座を目指す意気込みを示した。

前王者・梅井泰成が約2年3カ月ぶりの勝利。「もう1回、門口チャンピオンに挑戦できるところまで駆け上がる」と宣言【RISE179】

「RISE179」(6月30日、東京・後楽園ホール)で前RISEフェザー級王者で現在、同級3位の梅井泰成(Mouton)が同5位の翔(REVOLT)に判定勝ちを収め、復活の狼煙を上げた。

 梅井は2022年3月に行われた王座決定戦で平野凌我を破り王座を獲得するも、8月に行われた初防衛戦で門口佳佑(EX ARES)に敗れ、王座から陥落。その後、魁斗と安本晴翔に判定負け。その間にはウォームとのノーコンテストの試合もあり、現在3連敗中。実に約2年3カ月、勝ちがない状況となっていた。

 1R、サウスポーの梅井とオーソドックスの翔。梅井は左ボディーストレート、左ハイ。翔の右ハイは見切る。梅井は右ロー。前に出る翔に回って左ボディーストレートの梅井。翔が詰めるが足を使ってかわし、左フックからヒザ。梅井は関節蹴りから左ストレート。梅井は左インロー、奥足へのロー。翔が前に出るところにカウンターで左ストレート。

 2R、圧をかける翔。体を寄せる梅井。距離を探って左ハイの梅井。翔が前に出ると足を使てtかわす梅井。翔がパンチも梅井はガード。そしてローからパンチへ。翔が圧をかけるが梅井は巧みに体を寄せる。離れると左ミドル。翔がパンチの連打もガードからパンチで反撃の梅井。梅井は左ボディー、左ロー。翔が右フックも梅井は左ロー。なおも詰める翔だったが梅井は巧みに体を寄せる。

 3R、圧をかける翔に梅井は左ミドル。梅井は奥足へのロー。それでも圧をかける翔。梅井は体を寄せてパンチ。前に出る翔にカウンターで左。距離が詰まり組合が増え、翔にホールディングの注意が出る。残り1分、梅井は焦らずガードを固め、機をうかがいパンチを当てていく。終了のゴングが鳴ると勝利を確信し笑顔の梅井とがっくりとヒザをつく翔。

 判定は30-27、30-27、30-27で梅井が勝利を収めた。

 梅井は試合後のマイクで「皆さん、お久しぶりです。自分は約2年間、勝てなくて…。苦しい期間だったんですが、チームメイトとかスポンサーの方とか、応援してくださる方々は近くで寄り添ってくれて、そういう方たちのお陰でこの苦しい期間を乗り越えることができました。ホンマに長くて、大好きな格闘技なのに、格闘技が嫌になってしまったりとかして。でも、それでも自分はまたRISEのベルトを巻きたかったので、今日はまたその新しい一歩を踏み出せたと思います。まだ僕はフェザー級で、もう1回、門口チャンピオンに挑戦できるところまで駆け上がるんで。皆さん、今日はスカッと倒して言いたかったんですが、これからも僕についてきてください」と涙をこらえながら感謝の言葉を口にし、さらなる飛躍を誓った。