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錦織圭と大坂なおみ ウィンブルドン敗退、今後はパリ五輪へ照準<テニス>
錦織圭はウィンブルドンで13度目の出場で初戦敗退。激戦の末、第3セット途中から再開したが力尽きた。
大坂なおみも2回戦敗退。サービスゲームで4度のブレークを許し、ストレートで敗れた。
唯一勝ち残った日本勢は西岡良仁のみ。次戦はフランスのペリカーと対戦する。
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テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は現地3日に男女シングルスが行われ、日本勢男子ではプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を使用し出場した世界ランク401位の錦織圭が初戦敗退となったほか、女子ではワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク113位の大坂なおみが2回戦敗退となった。
34歳で元世界ランク4位の錦織がウィンブルドンに出場するのは2021年以来3年ぶり13度目。最高成績は2018年と2019年の8強となっている。
錦織は1回戦で世界ランク76位のA・リンデルクネシュ(フランス)と対戦。2日に開始したこの一戦は1セットオールで迎えた第3セット途中で日没順延となり、この日、第3セットの第3ゲームから再開した。
錦織は再開後の第3セットをタイブレークの末に獲得し勝利に王手をかけるも、第4セットと第5セットをリンデルクネシュに奪われ、7-5, 4-6, 7-6 (7-2), 3-6, 2-6で2日間に及ぶフルセットの死闘の末に力尽き、初戦敗退となった。
一方、26歳の大坂は出産を経て今シーズン復帰。大坂がウィンブルドンの本戦に出場するのは2019年以来5年ぶり4度目で、最高成績は2017年と2018年の3回戦進出となっている。
今大会は1回戦で世界ランク53位のD・パリー(フランス)を下し2回戦に進出。この日の2回戦では第19シードで同17位のE・ナヴァッロ(アメリカ)と対戦した。
しかし大坂はこの試合、ナヴァッロから1度もブレークを果たせず、サービスゲームでは4度のブレークを許し4-6, 1-6のストレートで敗れ2回戦敗退となった。
錦織と大坂は27日に開幕するパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)の出場権を獲得しており、今後は同大会に照準を合わせることになる。
なお、ウィンブルドンのシングルスに出場した日本勢で勝ち残っているのは男子で世界ランク90位の西岡良仁のみとなった。西岡は4日に行われる2回戦で世界ランク58位のG・ペリカー(フランス)と対戦する。