2次予選敗退危機のシリア代表クーペル監督、勝利が求められる日本戦へ「希望は捨てていない」

AI要約

W杯アジア2次予選で日本代表と対戦するシリア代表がエディオンピースウイング広島で練習を行い、クーペル監督が希望を捨てていないと誓った。

6日の北朝鮮戦での敗戦により、シリアは最終予選進出への勝利が必要であり、今回の試合が非常に重要である。

クーペル監督は過去の敗戦を受け入れ、ミスを繰り返さないよう選手たちに全力を尽くして勝利を目指すよう力を込めて訴えた。

2次予選敗退危機のシリア代表クーペル監督、勝利が求められる日本戦へ「希望は捨てていない」

 明日11日のW杯アジア2次予選で日本代表と対戦するシリア代表が10日、試合会場のエディオンピースウイング広島で公式練習を行った。練習前にエクトル・クーペル監督が公式会見に出席。「難しい試合になるが、希望は捨てていない」と、最終予選進出へ勝利を誓った。

「本来は違った状況でこの試合に臨みたかったが、一つ前の予選の行方を決定づける試合で残念な結果になった」。6日にラオスで行われた北朝鮮戦は後半アディショナルタイムに失点し、0-1で敗戦。この結果、2位シリアと3位北朝鮮の勝ち点差は1に縮まった。11日の最終節で北朝鮮が最下位のミャンマーに勝利した場合、シリアは日本に勝たない限り、2次予選敗退が決まる。

「北朝鮮戦の敗戦は大きな打撃になった。92分という試合が終わろうとするところで失点してしまった。それはつらい出来事だったが、プロのスポーツ選手は悔しい思いをしたところから前を向いて戦わないといけないし、サッカーはそれを求められるスポーツだ。負けたことは非常につらいことだが、それを受け入れた上で立ち直り、明日の試合に臨みたい」

 昨年11月21日に中立地のサウジアラビア・ジッダで日本と対戦した試合は0-5の敗戦。「日本との1試合目では多くのミスを犯してしまった。あれからだいぶ時間も経って、このチームもよくなっている。1試合目のようなミスをしないように明日の試合は戦いたい」。そう誓ったクーペル監督は「サッカーに保障されている結果などない。全力で戦って勝利を狙いたい」と力を込めた。