【サッカー日本代表】シリア戦、最終予選の中東戦念頭に超攻撃スタイルで臨む 主将・遠藤航「今はチャレンジする段階」攻撃的守備を宣言

AI要約

サッカー日本代表は2026年W杯北中米大会のアジア2次予選B組最終戦でシリア代表と対戦する。中東戦に向け、遠藤主将は攻撃的なスタイルで圧倒したいと語る。

遠藤は攻守に力の差を見せつける必要があると強調し、攻撃的な守備を宣言。シリアは最終予選進出を目指し、簡単な試合にはならないと警戒。

冨安もシリアのレベルアップを指摘し、進化した戦いで中東勢への苦手意識を克服する意向を示す。

【サッカー日本代表】シリア戦、最終予選の中東戦念頭に超攻撃スタイルで臨む 主将・遠藤航「今はチャレンジする段階」攻撃的守備を宣言

 サッカー日本代表は11日に2026年W杯北中米大会のアジア2次予選B組最終戦でシリア代表と対戦する。前日の10日は、試合会場のエディオンピースウイング広島で最終調整。8強止まりだったアジア杯以来の中東戦に向け、主将MF遠藤航(31)=リバプール=は、9月からの最終予選を念頭に超攻撃的なスタイルで圧倒したい考えを示した。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本18位、シリア89位。過去の対戦成績は日本の10勝2分け。

 イラク、イランに敗れ、苦い経験をしたアジア杯から4カ月。既に2次予選突破を決めているとはいえ、最終予選でも激突必至の中東相手を想定する上でも、シリアに対して攻守に力の差を見せつける必要がある。

 アジア杯ではロングボールへの対応に苦しみ、ペースを崩された。3バックで臨む今回、遠藤は「蹴られる前に、5―4―1のブロックを敷いてしまえば後ろは堅くなる」と解決策を示しつつも、「そうやって守るのではなく、今はチャレンジする段階、前から行くことにトライしなきゃいけない時期。W杯で優勝するために、そういう選択をしなきゃいけないと思っている」。ボールの出し手をつぶすような攻撃的な守備を宣言した。

 昨年11月のアウェー戦では5―0と大勝したが、今回のシリアは最終予選進出へ勝利がほしい状況。「相手は勝たなきゃいけないシチュエーション。そんなに簡単ではない」と遠藤に油断はない。

 守備のキーマン・冨安も「シリアもアジア杯を経験し、チームとしてレベルアップしたというか、アジア杯前にやったときとは違う相手になっている。気を引き締めなおして、最初からがっつりいければ」と語る。

 ロングボールをはね返すだけでは先が見えない。最終予選へ向け、進化した戦いで、中東勢への苦手意識を振り払う。