【新潟】ルヴァン杯8強懸けて9日長崎戦 クラブハウスで野菜育てるFW谷口海斗「次に進む」

AI要約

アルビレックス新潟は9日、ルヴァン杯のプレーオフ(PO)ラウンド第2戦でJ2のV・ファーレン長崎と対戦する。前日8日は聖籠町で最終調整し、新潟空港から敵地に向かった。5日の第1戦は2-1で先勝。引き分け以上で4強入りした15年以来の8強進出が決まる。

FW谷口海斗は好調をキープしており、クラブハウス前の「谷口農園」で植えた野菜も順調に成長中。4月29日に新潟市南区の子どもたちと農業体験を実施し、野菜とクラブ初タイトルのダブル収穫を目指す。

谷口は第2戦に向けて勝利を誓い、攻撃を重視。長崎との再戦に備え、チーム全体での戦術を強化し、準々決勝進出を目指す構えだ。

 アルビレックス新潟は9日、ルヴァン杯のプレーオフ(PO)ラウンド第2戦でJ2のV・ファーレン長崎と対戦する。

 前日8日は聖籠町で最終調整し、新潟空港から敵地に向かった。5日の第1戦は2-1で先勝。引き分け以上で4強入りした15年以来の8強進出が決まる。先発起用が濃厚なFW谷口海斗(28)は好調をキープしている。4月29日に新潟市南区の子どもたちとクラブハウス前の「谷口農園」に植えたトマトやキュウリも順調に成長中。野菜とクラブ初タイトルのダブル収穫に向け、結果を求めていく。

    ◇   ◇   ◇

 POラウンド突破を懸けた長崎との第2戦前日、新潟空港で取材対応した谷口は先勝しているアドバンテージを意識せず「目の前の試合にしっかりと勝って、次のステージに進みたい」と引き分け狙いではなく、勝利だけを誓った。

 ホームでの第1戦は1-1の後半34分に投入され、逆転勝利に貢献。第2戦は中3日と短いスパンでの再戦となるが「互いにやりにくさ、やりやすさはあると思うので、1対1の戦いで負けないことが大切」と話し、その上で「ゴールに向かう、得点を奪いに行くところを見せていきたい」と攻撃で押し切ることをイメージした。

 ホテルマンと選手を兼務していたJ3いわてグルージャ盛岡時代(18年)に得た知識を生かし、クラブハウス前で「谷口農園」を開園する。4月29日の練習後にはFW小見洋太(21)とともに子どもたちを招いて農業体験を実施。「野菜もゴールもたくさん収穫したい」と約束した。野菜は太陽の日差しを浴びてグングン成長し、ピッチでは今季ここまで公式戦18試合出場で5ゴールと結果を出している。

 対戦する長崎は第1戦で新潟に敗れて公式戦無敗記録が「19」でストップ。第2戦はサポーターも巻き込んで逆転勝利を狙いに来るはずだが、初タイトルを誓う新潟も8強入りに懸ける思いは強い。「カウンターでやられないように全員でケアしながら、好機を生かす」。攻守でフル回転し、野菜の収穫と同時期に行われる9月4、8日の準々決勝にチームを導く。【小林忠】