【ルヴァン杯】新潟、登録ミスで守護神変更も緊急先発のGK吉満大介が好守連発でJ2長崎に先勝

AI要約

アルビレックス新潟がV・ファーレン長崎に2-1で勝利し、POラウンド第1戦を制した。

FW小見洋太とFW長倉幹樹が得点し、勝利に貢献した。

急きょ先発出場したGK吉満大介が好セーブを見せ、チームの勝利に貢献した。

<YBCルヴァン杯:新潟2-1長崎>◇プレーオフラウンド◇第1戦◇5日◇デンカビッグスワンスタジアム

 ホームでPOラウンド第1戦を迎えたアルビレックス新潟はV・ファーレン長崎を2-1で下した。

 0-1の後半24分、途中出場のFW小見洋太(21)が右FKから右足ボレーをたたき込み同点とすると、同37分にFW長倉幹樹(24)が相手のハンドで得たPKをしっかりと沈め、勝ち越した。公式戦2試合連続ゴールとなった小見は「FKのこぼれ球に対してゴール前に入り込みすぎないことを意識した。直感で『ここに来るな』と。冷静にコースをつけた」と振り返った。

 キックオフ前、クラブの登録ミスにより守護神のGK小島亨介(27)がスタメンから外れ、今季J2山口から完全移籍で加入したGK吉満大介(31)が急きょ、先発出場。公式戦出場は山口在籍時の23年5月7日J2リーグ・ザスパクサツ群馬戦以来、約1年ぶりとなったたが、「性格的にも緊張しないタイプだし、試合に出る準備は練習からいつもしている」と冷静だった。

 前半18分にカウンターから失点したが、その後は安定したセービングを披露。後半8分にあった絶体絶命のピンチは足に当てて防いだ。好プレーを連発し、逆転勝ちを呼び込んだ吉満は「カウンターを受ける場面では動きすぎないことを意識し、うまく対応できた」と控えめに笑った。松橋力蔵監督(55)は「素晴らしかった。本当に彼らしく対応してくれた」と評価した。チームはPOラウンド突破を懸け、9日に敵地で第2戦に戦う。吉満は「全員でいい準備をして臨みたい」と気を緩めなかった。