“9人目の野手”巨人・山崎伊織も適時打!大量援護受け5勝でチームトップ菅野&戸郷に並ぶ…6回4安打2失点

AI要約

巨人が18-2でロッテに大勝。山崎伊織投手が6回を投げ5勝目。投手としても打者としても奮闘。

山崎は初回から苦しんだが、立て直し、4回以降は安打を許さず。投手としての成長を見せた。

山崎は投手としても好打者としても力を発揮し、チームの勝利に貢献。次戦にも期待がかかる。

“9人目の野手”巨人・山崎伊織も適時打!大量援護受け5勝でチームトップ菅野&戸郷に並ぶ…6回4安打2失点

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人18―2ロッテ(4日・東京ドーム)

 大量援護に背中を押され、山崎伊織投手(25)はよみがえった。3回に味方打線が11得点の猛攻を見せ、13―2となった4回。先頭・安田をフォークで空振り三振。友杉は一ゴロ。最後は池田を二飛、とテンポ良く片付け試合を落ち着かせた。6回113球、4安打2失点で菅野、戸郷と並ぶチームトップタイの5勝目。「先制点をもらった後に同点にしてしまったことは反省ですが、追加点を取ってもらった後は、もう一度気を引き締めて投球し直せたと思います」と汗を拭った。

 苦しみながらも立て直した。序盤は制球に苦しみ、2回は無失点に抑えたが満塁のピンチをつくった。初回に2点の援護をもらいながら「様子を見ながらいってしまった」と3回に同点を許した。それでも最速151キロの直球に最遅76キロのスローカーブも多投して、4回以降無安打。5試合連続のクオリティースタート(6回以上自責3以下)と修正し「個人としては反省が多いけど、試合は勝てて良かった」と息を吐いた。

 “9人目の野手”の気持ちは強い。「打撃は高校の時も良かったし、好き」と言うが、この試合前まで「全然打てへん」と投手ながら打撃面について口にしていた。凡退した時には本気で悔しがった。この日は3回の猛攻で自ら小島の146キロ直球をはじき返す左前適時打。8連打目で勢いを切らすことなくつなげ、自身の投球も上向いた。

 「制球も悪かったし、フォークも全然使えなかった。しっかり修正して準備したい」と反省した右腕。仲間に支えられ、勝ち取った白星。次回、必ず恩を返す。(水上 智恵)