ロッテ・吉井監督、自己ワーストの三回途中11失点の小島について「全体的に球が真ん中に集まっていた」

AI要約

ロッテは小島和哉投手の乱調で巨人に大敗した。小島は三回途中で12安打11失点を喫し、チームは2連敗となった。

先頭のヘルナンデスからの9連打を浴び、小島は制球を乱して何を投げても打たれ続けた。絶妙なところに落ちる打球に苦しみ、三回で12安打11失点を記録。

チームは11連勝後に2連敗で交流戦首位から転落し、リーグも3位に後退している。吉井監督は粘り強さを取り戻すことを期待している。

ロッテ・吉井監督、自己ワーストの三回途中11失点の小島について「全体的に球が真ん中に集まっていた」

(日本生命セ・パ交流戦、巨人18―2ロッテ、1回戦、巨人1勝、4日、東京D)ロッテは今季ワーストの23安打18失点の大敗で2連敗となった。先発の小島和哉投手(27)が、自己ワーストの三回途中12安打11失点。吉井理人監督(59)は、巨人打線に攻略された要因を明かした。

「(小島は)全体的に球が真ん中に集まっていた。しかも、カウントが悪くなって集まっていた。打ちやすかったんじゃないかなと。いつものいいときは大胆に行くんですけど、今日は慎重になりすぎた感じがあったみたい」

三回が悪夢となった。制球が高めに浮き、本来の投球を取り戻せない中で、先頭のヘルナンデスから打者一巡の9連打される9失点。何を投げても打たれ、打ち取ったと思っても絶妙なところに落ちる。一つのアウトも取れずに再びヘルナンデスに打順が回ってきたところで2番手・二保と交代した。その後も勢いを止めることはできずに三回は計12安打で11失点した。

6連戦のカード頭を白星で飾れず。吉井監督は「週頭はしっかりと長いイニングを投げてほしかったし、そういう期待を込めて彼(小島)には頭を任せている。本当はそこを抑えて最低でも五回は投げてほしかった。野球は相手があるスポーツなのでまたしっかりと調整をして頑張ってほしい」と切り替えさせた。

チームは1日まで4引き分けを挟んで11連勝を記録したが、その後に2連敗で交流戦首位から転落。リーグも日本ハムに抜かれて3位となった。粘り強さを取り戻して、次へと切り替える。