コントレイル殿堂入り、主戦騎手を務めた福永祐一師「ふさわしい馬」「とても幸せで光栄」

AI要約

JRAは4日、24年度の顕彰馬選定記者投票の結果を発表し、20年クラシック無敗3冠馬コントレイル(牡7)が選定された。

現役時代、主戦騎手を務めた福永祐一師は感無量の面持ちでコントレイルの顕彰を喜び、北海道安平町の社台スタリオンステーションでの種牡馬入りを待ち望んでいる。

コントレイルは父ディープインパクト、母ロードクロサイトとして知られ、数々のタイトルと賞金を獲得した。競馬の殿堂である顕彰馬に選ばれ、アーモンドアイに続いての選出となった。

 JRAは4日、24年度の顕彰馬選定記者投票の結果を発表し、20年クラシック無敗3冠馬コントレイル(牡7)が選定された。

 現役時代、主戦騎手を務めた福永祐一師(47)は「それにふさわしい馬だと思いますし、大変名誉のあること。とても幸せで光栄に思っています」と感無量の面持ち。「セカンドキャリアでも競馬史に名を残すほどの活躍を期待します」と来夏以降の産駒のデビューを心待ちにしている。

 ▽コントレイル 父ディープインパクト、母ロードクロサイト(母の父アンブライドルズソング)、17年4月1日生まれ、牡7歳、現役時代は栗東・矢作厩舎所属、馬主・前田晋二氏、生産者・北海道新冠町のノースヒルズ、戦績11戦8勝、うち重賞7勝、総獲得賞金11億9529万4000円、馬名の由来は飛行機雲、引退後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りした。

 ▽顕彰馬 84年に日本中央競馬会30周年記念事業として制度が発足。中央競馬の発展に多大な貢献があった馬の功績を称え、表彰する「競馬の殿堂」。99年までは顕彰馬選考委員会の審議により選定。00年以降は報道関係者の投票で全体の4分の3以上の得票で選定されている。顕彰馬のブロンズ像が東京競馬場内の競馬博物館に展示される。昨年、選定されたアーモンドアイが35頭目。