5月21日は「ニキビの日」 専門家に聞いてみた!肌トラブル・ニキビの対処法
5月21日は「ニキビの日」であり、肌トラブル「ニキビ」についての悩みや治療法について取り上げられている。
ニキビができる原因や放置した際の影響について解説され、皮膚科医からのアドバイスも紹介されている。
ニキビを放置すると、ニキビ痕が残ったり、重度の状態になる可能性があることが警鐘を鳴らしている。
5月21日は何の日かご存知でしょうか。多くの人が一度は悩んだことがあるかもしれない肌トラブル「ニキビの日」です。皮膚科医にニキビの対処法などを聞きました。
日本記念日協会などによりますと、長い間「青春のシンボル」として捉えられていたニキビを「皮膚科で治療するべき疾患」と認識してもらおうと、製薬会社が、皮脂の分泌が多くなる夏を前にした5月21日を「ニキビの日」に登録したということです。
なぜ、5月21日なのかというと…
「5(いつも)2(にきびは)1(ひふかへ)=“いつもニキビは皮膚科へ”」
という語呂合わせとのことです。
鏡などでニキビを見つけると「外に出たくない」など、憂うつな気分になる人も多いのではないでしょうか。
では、ニキビができた時、どうすればいいのかを「ニキビの日」に改めて考えてみたいと思います!
愛知県大口町の「大城皮フ科クリニック」の大城宏治院長に聞きました。
そもそもニキビはどうしてできるのでしょうか。
「ニキビができる原因は、1、皮脂分泌の増加、2、毛穴のつまり、3、アクネ菌の増殖が関係しています。ニキビは皮脂腺が発達し、皮脂が多すぎたり、毛穴の出口がつまったりすることで、毛穴の外に皮脂が出られずにたまってしまうことから始まります。この状態を「コメド(面ぽう)」と呼びます。コメドの内部は、アクネ菌にとって発育に適した環境になっているので、コメドの中で菌はどんどん増えていきます。増えすぎた菌に対抗するために免疫が働いて炎症が起こり、ニキビは赤く腫れます。」(大城宏治院長)
また、ニキビは放置すると、こんなことも…
「炎症のあるニキビを治療せずに放置すると、毛穴のまわりの組織も壊されてしまい、ニキビ痕として残ることがあります。赤色が残るもの、茶色の色素沈着、クレーターのようにへこんだもの、皮膚の表面が盛り上がった凸状のものなど、ニキビ痕もいろいろあります。とくに、へこんだ痕が残ってしまうと、元に戻すのは至難の業となります。」(大城宏治院長)