打ち上げ直後に爆発した民間ロケット「カイロス」 12月にも“2号機”打ち上げへ「設定見直しなどで失敗は回避可能」 和歌山・串本町

AI要約

和歌山県串本町で失敗した民間ロケットについて、運営会社が2号機を12月に打ち上げる予定を明らかにした。

東京の宇宙ベンチャー企業「スペースワン」が開発したロケット「カイロス」の初号機は、打ち上げ直後に爆発したことが判明。

原因は第1段ロケットの推進力不足による速度低下が影響し、安全装置が作動して自爆したことが明らかになった。

打ち上げ直後に爆発した民間ロケット「カイロス」 12月にも“2号機”打ち上げへ「設定見直しなどで失敗は回避可能」 和歌山・串本町

 和歌山県串本町で打ち上げが失敗した民間ロケットについて、運営会社は2号機を12月に打ち上げる予定だと発表しました。

 東京の宇宙ベンチャー企業「スペースワン」が開発した民間の小型ロケット「カイロス」の初号機は、3月、串本町の発射場から打ち上げられた直後に空中で爆発しました。

 スペースワンは25日、原因について、第1段ロケットの推進力が不足し、予測より速度が遅かったことで、ロケットが異常を感知して安全装置が作動し、自ら爆発したと明らかにしました。

 システムの飛行正常範囲を厳しく設定していたことも影響したといいます。

 スペースワンは、安全の範囲内で設定を見直すことなどで失敗は回避できるとし、12月にも2号機を打ち上げる予定で、準備を進めています。