核融合スタートアップ「エクスフュージョン」、浜松で小学生教室

AI要約

エクスフュージョンは、夏休み中の小学生を対象としたイベントを開催しました。核融合技術についての説明や実験を通して、子どもや保護者に理解を深める取り組みです。

同社は核融合技術を開発する大阪大学発のスタートアップであり、2030年代の発電実証を目指しています。浜松開発拠点では必要な機構の開発を進めています。

イベントでは小学生と保護者が参加し、実験を通じて科学への興味を高める機会となりました。地域の後援や協賛もあり、地域との連携が図られています。

核融合スタートアップ「エクスフュージョン」、浜松で小学生教室

エクスフュージョン(大阪府吹田市、松尾一輝社長)は、夏休み中の小学生を対象としたイベントを浜松開発拠点(浜松市中央区)で開いた。約10人の親子が参加し、同社が開発する核融合の技術について説明を受けたり、虫眼鏡で太陽光を集める実験を行ったりした。地域住民向けのイベントはこれが初めて。担当者は「子どもや保護者に核融合への理解を深めてもらえれば」と話した。

同社はレーザーを利用して原子核を融合させ、エネルギーを取り出す技術を開発する大阪大学発スタートアップ。2030年代の発電実証を目指し、浜松開発拠点では装置の運転に必要なミラーの制御機構などの開発を進めている。

イベントには小学2年生から6年生までとその保護者が参加。レーザーの照射に見立てて、紙の上に太陽光を集める実験(写真)を近くの公園で行った。保護者からは「子どもが科学に興味を持つにはどうしたら良いか」といった質問が出た。イベントは浜松市が後援し、三井住友海上火災保険が協賛した。