「夏休みの絵日記に」子どもの思い出一コマできた 削り出したのは、なんと「勾玉」

AI要約

古代の勾玉作り体験講座が京都で開催され、子どもたちが石板から勾玉を作製した。

約120人の小学生が参加し、実物を見学した後、石板を削り、染色しネックレスに仕上げた。

参加者は削る作業に手間取りつつも喜びを感じ、夏休みの思い出として残す意向が見られた。

「夏休みの絵日記に」子どもの思い出一コマできた 削り出したのは、なんと「勾玉」

 古代の装飾具の勾玉(まがたま)を作る体験講座が、京都府埋蔵文化財調査研究センター(京都府向日市寺戸町)であった。子どもたちが砥石(といし)や棒やすりで石板を削り、思い思いの勾玉を仕上げた。

 同センターが毎年夏休みに開催している。3日間で約120人の小学生が参加した。

 子どもたちは隣接する市文化資料館に展示された実物を見学した後、約1時間かけて石板から勾玉を削り出した。サンドペーパーで磨いた後、青や緑に染色し、ひもをつけてネックレスにした。

 参加した第2向陽小の5年生(10)は「削るのが大変で手が痛くなったが、うまくできてうれしい。夏休みの絵日記に書きたい」と笑顔。同小の別の5年生(10)は「勾玉に興味があった。自分の部屋に飾る」と話していた。