県立高校再編 今後の方向性は?

AI要約

県立高校再編について、セーフティネットの役割として小規模校の存続を重視する方針が示された。

地域校や小規模学校の存続条件や募集停止基準の見直しが議論され、意見がまとめられた。

県立高校魅力づくり検討会議での進捗状況と今後の予定が報告された。

県立高校再編 今後の方向性は?

県立高校再編について方向性のたたき台が示されました。セーフティネットの役割として小規模校はできるだけ存続させるべきとした一方で、入学者数で募集停止を検討するとした意見もありました。

2028年度以降の県立高校の基本方針を話しあう「県立高校魅力づくり検討会議」です。きょうの分科会でこれまで地域の意見を反映させた今後の方向性についてのたたき台が示されました。生徒数の減少に伴い統合の流れが進む小規模校については、「セーフティネットの役割としてできるだけ存続させるべき」や「原則3学級以上は必要である」といった意見が盛り込まれています。

通学困難な地域にある地域校については募集停止などになる基準の見直しや弾力化を行うという意見がある一方で、地域校に限らず2学級規模の学校は入学者数が2年連続で募集人員の半数を下回った場合には募集停止を検討するとした意見もありました。さらに6つの地区割りを見直すことなども盛り込まれています。

★県立高校魅力づくり検討会議 村本卓 分科会長

「会議のなかでも小規模校とか地域における高校のあり方や存在をしっかり話し合っています 統合を前提にした話をしているわけではない」

きょう示されたたたき台は来月、各地区ごとに開かれる会議での意見を踏まえ8月の検討会議で整理案として示されます。