墜落ヘリ同型機記念切手「値打ちある」発言、鹿屋市長が議会での謝罪や処分検討する意向

AI要約

鹿児島県鹿屋市の中西茂市長が、海上自衛隊の哨戒ヘリコプター墜落記念切手の発言で謝罪を求められる。

市議会は、発言は人命を冒とくし市の歴史に汚点を残すと指摘し、謝罪と自己責任を果たすよう迫る。

中西市長は謝罪と処分を検討し、報道陣に対し申し訳ないと述べた。

 鹿児島県鹿屋市の中西茂市長が、墜落した海上自衛隊の哨戒ヘリコプターと同型機が写った記念切手シートを「値打ちがあるのでは」などと発言した問題で、同市議会は20日、中西市長に対し、議会での謝罪などを求める申し入れ書を提出した。

 申し入れ書で市議会は、「発言は人命の尊厳を冒とくし、鹿屋市の歴史に大きな汚点を残す」と指摘。市議会で「全ての方々」に謝罪し、処分も視野に自らの判断で責任を果たすよう求めている。

 申し入れ書を受け取った中西市長は報道陣の取材に対し、6月定例会の冒頭での謝罪や処分を検討する意向を示し、「申し訳ございません」と頭を下げた。

 中西市長は4月23日、記念切手シートの贈呈を受けた際、「事故後、すぐなので値打ちがあるのではないか」と発言。その後、発言を撤回し、海自側に謝罪した。