大の里2度目の優勝、大関へ 大相撲秋場所

AI要約

大関大の里が14日目に大関豊昇龍を破り、2度目の優勝を果たした。

大の里は石川県出身力士として25年ぶりに大関昇進を果たした。

初土俵からわずか9場所での昇進は歴代最速となる。

大の里2度目の優勝、大関へ 大相撲秋場所

 大相撲秋場所(両国国技館)14日目の21日、関脇大の里(本名中村泰輝、津幡町出身、二所ノ関部屋、写真)は大関豊昇龍を破って自己最多13勝目を挙げ、2度目の優勝を決めた。直近3場所で計34勝とし、大関昇進の目安とされる33勝を上回って昇進を確実にした。石川県出身力士の大関昇進は出島(現大鳴戸親方、金沢市出身)以来、25年ぶりとなる。

 大の里の幕内優勝は5月の夏場所以来で、県出身力士では第54代横綱の輪島(七尾市出身)以来2人目の複数回優勝となった。

 大の里は、これまで本場所の土俵で勝ったことがなかった豊昇龍を押し出しで撃破。大関昇進問題を預かる日本相撲協会審判部は千秋楽の22日、臨時会議を開いて昇進を協議する。初土俵から所要9場所での昇進は歴代最速となる。