会津若松市と青森・むつ市 姉妹都市40周年で調印 歴史の絆、次世代へ

AI要約

福島県会津若松市と青森県むつ市の姉妹都市締結40周年記念証書調印式が開かれた。

両市の交流をたたえ、さらなる相互発展を誓う「友好調印書」が交わされた。

両市の関係者が節目を祝い、今後の交流促進を誓いあった。

会津若松市と青森・むつ市 姉妹都市40周年で調印 歴史の絆、次世代へ

 福島県会津若松市と青森県むつ市の姉妹都市締結40周年記念証書調印式は20日、会津若松市の会津若松ワシントンホテルで開かれた。会津藩・斗南藩でつながる両市の節目を祝い、築き上げた信頼と絆を礎とした一層の交流促進を誓い合った。

 関係者約20人が出席した。40年間の両市の交流をたたえ、さらなる相互発展を誓う「友好調印書」を室井照平会津若松市長と山本知也むつ市長が交わした。

 室井市長は「幾多の苦難を乗り越えた先人の偉大な業績と精神を再確認した。こうした生き方を子どもたちに伝えることが、われわれの使命だ」と述べた。山本市長は「両市が築き上げた関係は次世代に受け継がれるべきもの。互いの繁栄のため、よりよい未来を築くため、共に歩みを進めていこう」とあいさつした。

 式後に祝賀会が開かれ、両市の関係者約100人が出席し、節目を祝った。21日は市内の會津稽古堂で記念講演会を催す。11月にはむつ市の中学生が会津若松市を訪れ、会津の歴史に関する劇を披露する。

 戊辰戦争後に旧会津藩の藩士らが下北半島などを領地とした斗南藩に移り、現在のむつ市に藩庁を置いた。この縁で両市は1984(昭和59)年に姉妹都市となり、交流を続けている。