「SANAA」の企画展を10月27日から一般公開 小笠原資料館25周年記念【長野県飯田市】

AI要約

旧小笠原家書院の築400周年記念式典が開催される。式典や特別企画展などが行われ、建築家ユニットSANAAの足跡をテーマにした展示も含まれる。

特別企画展ではSANAAの歩みを振り返るデッサンや模型、代表作品のパネルなどが展示される。

式典では妹島和世さんが参加し、地区内では記念品としてデザインされたのぼり旗やてぬぐいが配布される。

「SANAA」の企画展を10月27日から一般公開  小笠原資料館25周年記念【長野県飯田市】

 旧小笠原家書院の築400周年記念式典(実行委員会主催)が10月26日午前10時から、長野県飯田市伊豆木の現地で開かれる。隣接する小笠原資料館では翌27日から、同館の25周年特別企画展(12月27日まで)が開幕し、同館を設計した妹島和世さんと西沢立衛さんの建築家ユニット「SANAA(サナア)」の足跡をテーマにした展示を一般公開する。

 SANAAの特別企画展には、1999年に小笠原資料館が完成するまでの歩みを振り返るデッサン、模型などを中心に展示。パリのルーブル美術館の分館「ルーブル・ランス」、金沢21世紀美術館など、SANAAの代表的な作品のパネル、書籍関連の資料も展示する。

 記念式典は中央広場で来賓、関係者を対象に開き、セレモニーに続いて弓の演武、市美術博物館の織田顕行さんによる記念講演「小笠原氏についての『イロハ』~信州の名門一族が遺したもの~」(仮題)を聞く。

 妹島さんは1956(昭和31)年、茨城県生まれ。母親は小笠原家の子孫。式典には来賓出席する。

 実行委員会は築400周年の節目に合わせ、地区内出身・在住のイラスト書道家、和全さんがデザインしたのぼり旗を作成。同じデザインのてぬぐいも作り、6月末までに記念品として地区内に各戸配布した。