《ブラジル》ミニ福井祭り21日に開催=ジャパンハウス、福井村訪問も

AI要約

ブラジル福井県文化協会が創立70周年記念式典を開催し、福井県立大学との提携覚書を交わした。福井祭りや懇親会、訪問活動が予定されている。

福井県から5人の代表が来伯し、福井の郷土紹介や工芸ワークショップが行われる。若者たちとの交流や意見交換も予定されている。

コロニア・ピニャールでは、日本語学校の生徒や先生、ホームステイ先家族らが参加する福井郷土料理実習や農場見学が行われる。

《ブラジル》ミニ福井祭り21日に開催=ジャパンハウス、福井村訪問も

 ブラジル福井県文化協会(西村純子会長)は1日に副知事、県議会議長をはじめとする慶祝団を迎えて、同協会創立70周年記念式典を開催した際、コロニア・ピニャール(福井村)と同県人会と福井県立大学は教育・研究で提携する覚書を交わした。それに基づき、21日(土)午後1時からサンパウロ市ジャパンハウスで三者主催の「ミニ福井祭り」が開催される。

 来年は大阪で国際万博が開催されるに当たり、日本は参加国、地域との交流を進めており、その万博交流プログラムの枠組みを活用して今回、福井県立大学の学生や教師ら5人が来伯し、同祭りに加え、県人会との懇親会、福井村訪問などを行う。

 福井県からは産業労働部国際経済課企画主査谷口あいこさん、福井県立大学からは学術教養センター教授・学生部長の石丸香苗さん、生物資源学研究科の大学院修士課程の天谷理香子さん、同学部創造農学科4年の宗近真子さん、同学科2年の前田凛さんの5人が参加。コロニア・ピニャール在住の西川修治さんと県人会の西村純子会長と共に20日に編集部を訪れた。

 21日にジャパンハウスで開催されるミニ福井祭りでは、(1)最初に福井県立大学生による福井の郷土紹介。(2)福井の工芸ワークショップ(越前焼風鈴絵付け体験)、越前和紙を使った恐竜ペーパークラフト等が行われる。

 翌日22日(日)には移民史料館見学や県人会で若者たちとの懇談会が行われ、テーマに沿って意見交換、若者同士の交流をどのように進めていけば良いかが話し合われる。

 23日(月)にはコロニア・ピニャールに向けて出発。同地の青年図書館、武道場、宿泊施設などを視察する。各家庭で作ったブラジル料理の持ち寄り式で歓迎会が行われ、各自、ホームステイ先へ移動する。日語学校では、コロニアかるたを作成し、ルールなどを説明しながら遊ぶ。

 24日(火)には同地会館で、福井郷土料理実習を行う。参加者は日本語学校の生徒14人、先生3人、ホームステイ先家族11人、婦人会3人。文協関係者3人、福井県5人。メニューは「ソースカツ」「うち豆の味噌汁」「麩の辛し和え」「水ようかん」など。その後、山下家の果樹栽培などの農場見学。午後4時にはグアルーリョス国際空港に向けて出発し、帰国の途につく。