市民プールに幻想レストラン登場 大垣市、一夜限りの食と光の饗宴

AI要約

大垣市民プールで一夜限りのプールサイドレストランが開催される。

多彩な企画やアート作品が楽しめるイベントで、広いプールサイドが“レストラン化”される。

デザイナーや関係者の期待と呼びかけにより、大垣市の未活用水辺空間の可能性が証明される。

市民プールに幻想レストラン登場 大垣市、一夜限りの食と光の饗宴

 大垣市民プール(岐阜県大垣市新田町)に21日、一夜限りのプールサイドレストラン「水都大垣ロマンスTHEレストラン」が登場する。19日、関係者が照明が映えるようにプール内を清掃し、プールサイドでのライトアップを予行演習。プールの水面に照明が映り、ゆらりときらめくと、一帯に広がる幻想的な空間に歓声が上がった。

 大垣市主催。大垣タウンマネジメント(OTM)が今年5、6月の週末に同市東外側町の貴船広場で水辺を楽しむ催し「水都大垣貴船ロマンス」を開いた団体「水都大垣ロマンス座」に委託し、開催する。

 40店舗の飲食や物販ブース、三つのステージでのDJの生演奏、親子で楽しめる子ども縁日、お楽しみ抽選会など、多彩な企画がめじろ押し。100帖(じょう)分の畳を発注し、ベンチ型畳やボックス型畳などをプールサイドに設置し、プールサイドを“レストラン化”するほか、25メートルプールには、情報科学芸術大学院大(IAMAS)の学生による大型アート作品も登場する。

 OTMメンバーで、水都大垣ロマンス座にも関わるデザイナーの小林正和さん(48)は「貴船ロマンスでは全12日間で約5千人が来場した。今回は出店数は8倍、広さは20倍以上。大垣の未活用水辺空間の価値や可能性が無限大であることの証明にもなる。大垣の地下水をたたえる市民プールを舞台にした、これまでにない一大イベント、ぜひ気軽に遊びに来て」と来場を呼びかけた。