【台風情報】沖縄の南には台風14号とは別の熱帯低気圧 来週半ばに日本列島へ接近か 日米欧進路予想比較 台風14号は秋雨前線と“一体化”して日本海へ 台風進路予想のその先は?3連休に日本列島に大雨もたらすおそれ【25日(水)まで雨・風シミュレーション】

AI要約

台風14号は進路を東へと変え、梅雨前線と一体化して日本海へ向かっています。

台風14号は温帯低気圧に変わり、大雨のおそれがある秋雨前線付近を通過する見込みです。

沖縄の南の熱帯低気圧も次週には日本列島に接近する可能性があるため、注意が必要です。

■台風14号は進路を東へ 梅雨前線と一体化して日本海へ

台風14号は大陸方面へと進みましたが、その後東寄りへと向きを変えつつあります。20日午後9時現在、再び東シナ海の海上へと出ました。このあと上空の西風にのるため向きを大きく東寄りへと変える見込みです。

台風14号はあす21日までに温帯低気圧へと変わる見込みです。温帯低気圧に変わると進路予想が発表されなくなりますが、海外予報機関の進路予想なども参考にこの先の進路を見ていきましょう。

気象庁(JMA)

予想天気図をみると台風14号は秋雨前線と一体化して温帯低気圧となったあと、日本海を東へと進みます。

前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが強まり、前線付近では大雨となる恐れがあります。

アメリカ海軍(JTWC)

アメリカ海洋大気庁(NOAA)

台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)

アメリカ海洋大気庁やヨーロッパ中期予報センターの予報を見ても、台風14号は朝鮮半島から山陰沖の日本海を東へと進み、北日本を通って太平洋へと抜ける可能性が高くなっています。

【画像で確認】3連休は秋雨前線が活発で大雨おそれ 雨・風シミュレーション

■沖縄の南の熱帯低気圧 来週半ばに日本列島に接近の可能性

一方、沖縄の南の海上には別の熱帯低気圧がありますが、これについて海外の予報機関では進路予想を発表しています。

アメリカ海軍(JTWC)

アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。

沖縄の南の熱帯低気圧について赤い丸で囲まれています。24時間以内にJTWCの監視対象となる基準以上の熱帯低気圧へと発達する可能性が高いことを示しています。