秋田の工房「オレンジカウンティ」が3周年 夫婦で木工の可能性広げる

AI要約

「オレンジカウンティ ウッドワークス」が3周年を迎えた木製家具や雑貨の工房。

夫婦が立ち上げた工房では、オーダーメードの家具やイベント出店、オンライン販売を展開。

オリジナリティーの高いデザインやSNSを通じて評判を広げつつ、新しい可能性を模索中。

秋田の工房「オレンジカウンティ」が3周年 夫婦で木工の可能性広げる

 木製家具や雑貨類の工房「オレンジカウンティ ウッドワークス」(秋田市仁井田本町3、TEL 090-8256-6999)が9月1日で3周年を迎えた。(秋田経済新聞)

 木工などを趣味にしていた熊地梨紗さんと洋祐さん夫婦が、知人から家具の製作依頼を受けるようになったことなどをきっかけに2021年、自宅敷地内に立ち上げた工房。アメリカンチェリーやウオールナット、秋田杉などの製材を使い、梨紗さんがアクセサリー類を、洋祐さんが家具類を作る。家具などのオーダーメードを受け付けるほか、雑貨類をイベントへの出店やオンラインショップなどで販売する。

 木材に透明な樹脂などの異素材を組み合わせるなどしたオリジナリティーの高いデザインから、インスタグラムなどで評判が広がり、木材の風合いを生かしたカッティングボード(7,000円~)や秋田杉製のアクセサリー(4,000円~)など、工房の看板商品も生まれた。

 「2人で考えたデザインを元に製作している。SNSをきっかけに、大館市や男鹿市など遠方からイベント会場に足を運んでくれるお客さまが増えたことがうれしい。あっという間の3年間だった」と洋祐さん。「イベントへの出店は、お客さまと対面で話せる大切な機会。見かけたら、商品を気軽に手に取ってもらえれば」と梨紗さん。「木材で作れるものの幅を広げ、これからも木工の新しい可能性を探りたい」と口をそろえる。

 次回は9月23日、秋田芸術劇場ミルハス(千秋明徳町)を会場に開かれるマルシェイベントへの出店を予定する。