カリフォルニアの広大な敷地に現代版・牧場スタイルの平屋が実現!5人家族がデザイナーとアメリカンドリームを叶えるまで

AI要約

現代的なランチハウスをカリフォルニアに建てるプロジェクトでは、バランスが重視されました。家族が親密に過ごす場所とパーティーを楽しむスペースを両立させました。

7つのベッドルームや11のバスルームを備え、2翼に分かれた家は、気取らずシンプルなスタイルと機能性を重視しました。

インテリアはニュートラルなカラーパレットで落ち着いた雰囲気を演出。カスタムメイドの家具や高品質な素材が空間に深みを与えています。

カリフォルニアの広大な敷地に現代版・牧場スタイルの平屋が実現!5人家族がデザイナーとアメリカンドリームを叶えるまで

現代的なランチハウス(牧場スタイルの平屋)をカリフォルニアに建てるというプロジェクトをスタートしたとき、求めたのは「バランス」でした。デザイナーのリンディー・ギャロウェイはこう振り返ります。「5人家族である彼らは、自分たちだけで過ごす際には親密な雰囲気のなかでくつろぐことを望んでいましたが、同時に、パーティーを催したり、ゲストが週末や長い休暇に宿泊したりする場合にも対応できるだけのスペースも必要だと考えていたのです」

7つのベッドルームを備え、バスルームの数は11を誇るこの家は、子供用と大人用の2翼に分かれています。料理しやすく、気軽なダイニングを楽しめる2つのアイランドが主役のキッチンは、家族やゲストがにぎやかに集う場所。配膳室やウォークイン・パントリーのような補助的な部屋のゾーニングをスマートに調整したため、空間がクリーンにまとまり、必要な設備を整えることができました。

ゆっくりとした朝の時間を楽しみたいときは朝食エリアへ。夜には洗練されたバーが食前のバータイムをムードたっぷりに演出してくれます。

一家が好む気取らないシンプルなスタイルと機能性を両立させることも重要でした。「彼らは、この家の魅力と、自分たちがゲストと共にこの空間を受け入れていく姿勢のようなものをうまく融合させたいと真剣に考えていました」とリンディー。「同じ実用面における質問でも、『スパイスをどこに置こう?』といったことではなく『博物館の展示物のなかに滞在しているような堅苦しい思いをさせることなく、ゲストに居心地よく感じてもらえるような雰囲気をつくるにはどうしたらいいだろう?』と自問していたのです」

室内では、ニュートラルなカラーパレットが自然風景に導かれて落ち着いた雰囲気をもたらしつつ、窓からの眺めを際立たせています。家族全員が無理なく座れるファミリールームのセクショナルソファから、程よい経年変化が空間に深みを与えてくれる鉢まで、カスタムメイドの家具とヴィンテージが、あらゆるインテリアのニーズを満たしています。キッチンカウンターに使った大理石やバスルームのライムストーン製フローリングといった耐久性の高い素材使いにより、個性もプラスされました。

メイン棟の近くには、プールハウスとアウトドアキッチンも。暑い日、プールの合間に食事をしたりゆっくりと過ごしたりするための場を提供します。ゲストが宿泊する際は、プライベートが確保された2ベッドルームのゲストハウスに滞在することができます。まさに、家主一家とその親戚、そして友人がくつろぐための究極の隠れ家です。

それでは早速、エントランスから順番にランチハウスを見ていきましょう。