九州運輸局が熊本市交通局に改善指示 熊本市電の相次ぐ運行トラブル受け
九州運輸局が熊本市交通局に運行トラブルの改善指示文書を交付した。
熊本市電での安全対策不足が深刻化し、重大事故につながる可能性があると懸念されている。
九州運輸局は熊本市交通局に今後の改善内容報告を求めている。
熊本市電で相次ぐ運行トラブルを受け、九州運輸局が熊本市交通局に対し、改善指示文書を交付しました。
熊本市電では、9月2日、朝のラッシュ時に、満員の熊本市電の車両がドアを開いたまま走行したとして、運輸安全委員会が翌日(3日)に熊本市交通局に立ち入り調査をしていました。
この他にも、熊本市電では脱線や赤信号の見落としなどが相次ぎ、今年に入って重大事故につながりかねない「インシデント」などの運行トラブルが少なくとも11件起きています。
こうした事態を重く見た九州運輸局はきょう20日、熊本市交通局を福岡市に呼び、軌道法に基づき改善指示文書を交付しました。
九州運輸局は今後、改善内容をまとめて報告するように熊本市交通局に求めています。