【速報】インシデント相次ぐ熊本市交通局に改善指示
熊本市電での重大インシデントやトラブルが相次いでおり、国交省が改善を要求する事項を指摘した。
保安監査により、運転士の教育や軌道整備の不備が指摘された。
今年発生したトラブルの一部を挙げると、扉の開閉不具合や信号無視、車両の進行方向誤りなどがある。
熊本市電で重大インシデントなどのトラブルが相次いでいることを受けて、国土交通省は、熊本市交通局に改善を要する事項が認められたと発表し、20日午後、福岡市の九州運輸局で改善指示文書を手渡しました。
熊本市電をめぐっては、走行中に車両の扉が開いた状態で走行させたり、赤信号にもかかわらず、交差点に進入するなどのトラブルが相次いで発生。これを受けて行った保安監査により、運転士への教育や軌道の整備が適切に実施されていないなど、改善を要する事項が認められたとしています。
■今年発生したトラブル
1月 扉開き90m走行【重大インシデント】
2月 走行中に扉2回開く【重大インシデント】
3月 故障車両と後続車両の連結棒はずれる【インシデント】
5月 赤信号無視【インシデント】
5月 扉開き40cm走行
5月 赤信号無視
5月 進行方向誤る
6月 扉開き15m走行【インシデント】
7月 赤信号無視
7月 脱線事故
9月 扉開き40cm走行【重大インシデント】